田舎の道を車などで走っていると、思わぬ野生動物と遭遇することがありますよね。「ちょっと待って何ここ」。今回、ツイッターで思わず声を上げてしまったのは、ヒム69さん(@himurockkk)。写真に写っていたのは、猫と……イノシシです。
イノシシは、重大な事故にも繋がりかねない危険な生物。一体何が起きたんでしょうか。当時の様子を、ヒム69さんに聞いてみました。
林の中からイノシシが…
「私は、『VC福岡』という自転車ロードレースのクラブチームに所属しているのですが、その日はチームのメンバーと2人で福岡市内から峠をいくつか走りながら、体力作りの練習を行っていました。
峠を越えて降りたところで一息ついて、あんぱんを食べながらチームメイトを待っていると、林の中からイノシシがゆっくり歩きながら近づいてきたんです。
非日常的な光景に呆気を取られながら眺めていると、気付けば手を伸ばせば触ることができるほどの距離に。明らかに、私が手に持っているあんぱんを狙っている様子だったので、身の危険を感じてあんぱんを遠くに投げました」。
――あんぱんに突進されていたらと思うと恐ろしいですね……
「画像の距離ほどまであんぱんを拾いに離れて行ったので、今のうちにそろりと離れようとしたところで、猫ちゃんが物欲しそうに近づいてきたので、おかしくなり写真を1枚撮った。といった状況でした」。
――思わず撮影してしまったんですね。猫ちゃんが出てきてほっこりしてしまいますが、けっこう間一髪な状況です……
「一時的に触れる距離までイノシシが近づいてきた時は、正直選択を間違えれば怪我ではすまないなと思いました。ある意味ロードレースに必要な咄嗟の判断が活きた場面だったかもしれません(笑)」。
写真を撮影した場所は、「福岡県八幡東区の田代という場所のようです」とのことでした。
「普段からクラブチームでの活動の日常を呟いているアカウントなので、これをきっかけに他の投稿にも目を通して、自転車ロードレースという世界に興味を持つ人が1人でも増えてくれたら嬉しいなと思います」。
ちょっと待って何ここ pic.twitter.com/sjKgk7Xd1J
— ヒム69@VC福岡 (@himurockkk) July 4, 2020