JR西日本は6日、定額制住居サービスを展開する企業「アドレス」「カブクスタイル」と提携し、「JR西日本×住まいのサブスク」と題した実証実験を行うと発表した。10月10日までモニター会員を募集する。

  • JR西日本と定額制住居サービスの2社が提携して実証実験を行う

実証実験は9月1日から11月30日まで実施。事前に「アドレス」または「カブクスタイル」の会員に登録した上で、実証実験の専用サイトから応募した人が参加できる(応募多数の場合は抽選)。実験期間中に「住まいサブスク」サービスを1カ月単位で利用した人に、広島・岡山・和歌山エリアを対象とした会員専用のお得なきっぷを発売する。

アドレスの「住まいサブスク」(月額税別4万円から)を利用する場合、新大阪~岡山・児島・倉敷間の片道きっぷ(指定席)が月4回(2往復分)予約可能な「岡山往復プラン」(1万2,000円)、または新大阪~岡山・児島・倉敷間を片道2回(1往復分)、新大阪~尾道・新尾道間を片道2回(1往復分)予約可能な「岡山及び尾道往復プラン」(1万4,000円)に申し込める。

カブクスタイルが展開する「HafH(ハフ)住まいサブスク」(月5泊で月額1万6,000円など)を利用する場合、大阪市内発または博多・小倉発の広島フリーきっぷを1カ月あたり2回(2往復分)予約可能な「広島エリア2往復プラン」(2万円)、または大阪~和歌山・白浜間の片道きっぷ(自由席)が1カ月あたり4回(2往復分)予約可能な「白浜2往復プラン」(1万円)を申し込める。

JR西日本はこの取組みを今後発展させ、ワーケーションや多拠点居住など新たなライフスタイルをより身近なものにするサービス開発や西日本エリアの地域活性化につなげていく方針としている。