映画『思い、思われ、ふり、ふられ』「みんなの願いを叶えます! ふりふらリモート七夕祭りイベント」が7日に都内で行われ、浜辺美波、北村匠海、福本莉子、赤楚衛二、三木孝浩監督が登場した。
同作は『ストロボ・エッジ』『アオハライド』で知られる咲坂伊緒の最新作で、第63回小学館漫画賞少女向けマンガ部門を受賞し450万部を突破している。偶然出会ったタイプの全く違う朱里(浜辺美波)と由奈(福本莉子)、朱里の義理の弟の理央(北村匠海)と由奈の幼馴染の和臣(赤楚衛二)が、同じ高校に通いながら、すれ違う恋模様を繰り広げる。
浴衣姿で登場したキャスト陣は「夏らしくていいですね」(浜辺)、「あんまり着る機会がないし、今年は特に着れないと思っていたので、こういうイベントで着させていただいて、ウキウキしてます」(福本)と喜ぶ。一方、赤楚は「浴衣がキツくて呼吸が浅い」と訴えていた。
イベントではコロナ禍でイベントなども中止になってしまった学生たちとリモートで繋がり、「キスシーンの撮影の時にいつもどんなことを考えていますか?」とまさかの質問が飛び出す。「私も聞いてみたい!」という浜辺に、北村は「「まずしっかり歯磨きをすること。抜かりのない自分で向かう。そして、適度に緊張する」と照れたように明かす。北村は「人生のファーストキスがドラマで、小学校5年生の時。マネージャーさんもいなくて、11歳の時に母親の前でキスシーンをやったので、無の境地に。自分の気持ちを芝居で覆いかぶせる」と心境を明かした。
「いや、私にはその境地は……」という浜辺は、「今回初キスシーンだったんですよ、お世話になりました」と北村に一礼する。「どうしようかなと思ってました。自分からのキスじゃなくてよかったな。『どんなんなんだろう?』みたいな。『テストってチューするのかな?』みたいな」と振り返ると、三木監督も「その辺、監督も聞きづらいんですよ」と互いに探り合っていた様子。
浜辺が「北村さんは『あ、じゃあここはしなくていいんですね。本番だけやりま〜す』って」と真似すると、北村が「そんなんじゃないでしょ!」とつっこむも、浜辺は「慣れてらっしゃるなって。ありがたかったです」と感謝する。キスシーンへのリアルな心境の吐露に、北村は「初めてしゃべりました」と苦笑していた。