女優の宮本茉由が、テレビ朝日系ドラマ『妖怪シェアハウス』(8月1日スタート、毎週土曜23:15~)に出演することが6日、明らかになった。

宮本茉由 -テレビ朝日提供

気弱で空気ばかり読んでいた女の子・目黒澪(小芝風花)が、妖怪たちに助けられながら、たくましく成長していく姿を描く同ドラマ。宮本が演じるのは、いまどきの若手編集者・柳沙羅だ。

会社をクビになって仕事もお金もない澪がアルバイトをすることになった小さい編集プロダクションで働いている沙羅は、相手を見て態度を変えたり、意地悪なこともかわいく言ってのけたりするなど、小悪魔全開。新入りで気弱な澪には、嫌味を連発するというキャラクターとなっている。

宮本は「今回初めてコメディに挑戦するのですが、もうすでに沙羅になりきって生活をしています」と明かし、「小芝さんをはじめ、本当に個性豊かで素敵な俳優さんばかりの現場なので、たくさん吸収していきたいです。私が演じる沙羅は、私自身にはない部分を持っている、今までにない役柄なので、初めてのキャラクターを楽しんで演じたいと思っています」と意気込んでいる。

宮本のコメントは以下の通り。

■宮本茉由
お話を聞いたとき、妖怪やおばけ、ゾンビなどの作品が大好きなので、ついにこういう作品に出演させていただける! とすごくうれしかったです。今回『妖怪シェアハウス』と聞いて、妖怪になれるのか!? と思ったのですが、人間でした(笑)。台本を読んでいると、妖怪の優しさの裏に隠された過去の苦しみや憎しみが浮かび上がってきて、こんなにも人を憎んで妖怪になったのに人を愛する…そんな不器用な彼らにとても心をひかれました。主人公・澪のことを応援している妖怪たちが、フルパワーで悪い人間をこらしめていく痛快ストーリーに毎話、気持ちがハッとさせられます。妖怪って、生きていたときにとてもつらい思いをして、それが成仏できずに何百年と魂が残ってしまっているのだなと思うと…姿は怖いかもしれないですけど、人のつらさが分かる優しいところがあって、人間よりもきれいで素敵な心を持っているのだなと感じました。

私が演じる、主人公・澪が働く編集プロダクションの同僚・沙羅は、ちょっと自分に甘くて、思ったことをすぐ口にしてしまう、ピュアな子なのですが、決して悪い子ではないんです。だからこそ、ただいじわるしているみたいには見えないよう、沙羅の純粋な素の部分を出していきたいです。何を言い出すか分からない、編集部のムードメーカー的な存在として演じられたらいいなと思います! 私は秋田県生まれなのですが、それを調べてくださったスタッフさんが沙羅の設定も秋田県出身にしてくださいました。沙羅はきっと、ずっと秋田で育った子なので必死に東京の人たちに合わせようと頑張っているのだと思います。そう思ってみると、沙羅が言っているセリフ1つ1つがかわいく見えてきて、愛おしいなぁと思いながら演じています(笑)。

今回初めてコメディに挑戦するのですが、もうすでに沙羅になりきって生活をしています。なろう! と思っているわけではないのですが、毎日沙羅のことを考えて生活しているからかもしれません…(笑)。いつもより性格も明るくなったのか、周りからも、何か明るくなったね! いいことあった? と言われる機会も増えて…沙羅に少しずつ近づけている気がしてうれしいです。沙羅のキャラクターには私自身、とても救われている部分もあって、ある意味こんなに物事をはっきり言えてうらやましいなと思ったり…(笑)。彼女は、自分が楽しいからやる、好かれたいからこびる!(笑)と単純で楽観的なのかもしれません。そんな人ばかりでは困るけど、そんな沙羅も愛してもらえたらうれしいです。

私はこの作品を通して、妖怪とか人間とか関係なく、すべてのことに愛をもって行動することの大切さや、姿・形で物事を判断してしまうことの恐ろしさを痛感しました。見た目ではなく、同じ世界にいるすべてのものが助け合い、お互いを認め合うことができたらいいなと思います。また、全体的にコメディ感があって、どのシーンもとても面白いなと思いました。妖怪たちのお家のシーンはもちろん、編集部の個性豊かなキャラクターたちの掛け合いもすごく楽しいので、面白いシーンにできるよう頑張ります!

小芝さんをはじめ、本当に個性豊かで素敵な俳優さんばかりの現場なので、たくさん吸収していきたいです。私が演じる沙羅は、私自身にはない部分を持っている、今までにない役柄なので、初めてのキャラクターを楽しんで演じたいと思っています。そして、こんなご時世だからこそ、皆さんが少しでも明るく元気に明日からも頑張ろうと思えるような作品にできたらいいなと思います。絶対に面白いと思うのでぜひ見ていただきたいです。よろしくお願いします!