ボーナスが手元に入り、お金の使い道を考えてワクワクしている人も多いのでは? すべてを貯金する人や大きな買い物の頭金にする人など、使い方は様々だろう。そんなとき、周りの人がお金をどうしているのか、気になったことはないだろうか。
そこで、なかなか突っ込んでは聞きにくい「毎月の出費額」「節約方法」についてマイナビニュース会員に聞いてみた。今回は「出費先・節約方法の男女の違い」をテーマにみていこう。
これまで紹介してきた「男性編」「女性編」とともに、合わせて読んでみてほしい。
Q.想定される毎月の出費額を教えてください
最初に、想定される毎月の出費額について聞いた。男女別に見ると、男性で最も多い回答は「10万円未満」、女性で最も多い回答は「10万円以上20万円未満」だった。男性の方がやや出費額が少ないようだ。
毎月の出費の出費先、男性は「食費」、女性は「家賃」
Q.毎月の出費先のなかで最も出費が多いものを教えてください
男女別でみると、男性で最も多い回答は「食費」、女性で最も多い回答は「家賃」だった。特に女性は圧倒的に「家賃」の回答が高い。
毎月の出費先のなかで最も出費が多いものを尋ねた結果、全体での1位は「家賃」、2位は「食費」、3位はかなり差が開いて「趣味費」となった。「光熱費/水道料金など」が僅差で続く。
Q.毎月の出費先のなかで、2番目に出費が多いものを教えてください
続いて毎月の出費先のなかで2番目に多いものを聞いた。その結果、男女で比較すると、両方とも「食費」が1位だった。男性は前項の「毎月の出費先のなかで最も出費が多いもの」でも1位だった「食費」が、こちらでも1位となっている。男性は女性と比べ、外食をしたりコンビニやスーパーで総菜を購入するなど自炊する人が少ない分、「食費」が高くなっているのかもしれない。
全体でみても「食費」がダントツで多く、2位は「光熱費/水道料金など」となっている。「家賃」は4位で「交際費」より少なかった。
Q.毎月の出費先のなかで、3番目に出費が多いものを教えてください
毎月の出費先のなかで3番目に多いものを男女別に見ると、男性で最も多い回答は「光熱費/水道料金など」、女性で最も多い回答は「食費」となっている。
なお、全体では「光熱費/水道料金など」が1位だった。次いで「食費」「交際費」「日用品費」「おしゃれ費」と続く。
Q.毎月の出費を節約したいと思っていますか?
次に現在の出費額を節約していきたいかを尋ねてみると、女性の倍以上の男性が「非常に強く思う」と答える結果に。節約というと女性の方が熱心というイメージがあるが、今回のアンケートでは女性よりも男性の方が節約により前向きであることがわかった。
それでは、「節約」をするためにするべきだと思うこととはどんなことなのだろう。
Q.節約のためにするべきだと感じることを教えて下さい(自由回答)
■男性
・36歳/男性 毎月かかる固定費を見直すことです。例えば携帯電話は安いプランに変えるなどです。それから、光熱費の節約のため、無駄を減らすべきだと感じます
・39歳/男性 なるべく外食をしない。お酒を飲みに行く回数を減らす
・47歳/男性 衝動買いをしない、欲しい物はすぐに購入するのではなく本当に必要な物なのかをよく考えて購入する
・39歳/男性 月の使用金額を決めているが、オーバーしても追加してしまっているので、追加をなしにしたい
・48歳/男性 ローンの繰り上げ返済で毎月の支払いを減らす
■女性
・46歳/女性 家計簿などで支出を見直す
・33歳/女性 保険会社を変える
・42歳/女性 スマートフォンの月定額ギガ量を超えないように使う
・25歳/女性 毎月のお給料の使い道を細かくわける
・49歳/女性 食費を減らす為に無駄な衝動買いはしない
・35歳/女性 無駄な電気や水道などを使わない。余計なものを買わない
男女で共通しているのは「固定費の削減」「衝動買いをしない」「電気や水道の無駄遣いを減らす」だった。男女別で見ると、男性では「自炊をする」「外食を減らす」という回答が目立つ。
それでは実際に節約のためにしていることはどんなことなのだろうか。
Q.節約のために実際していることを教えて下さい
■男性
・49歳/男性 水道をこまめに止める
・49歳/男性 一週間分の食料をまとめて購入し、チョクチョク買いを控えるようにする
・49歳/男性 チラシなどを毎日見て、一番安いお店で購入するようにしている
・46歳/男性 ポイントなど少しでも安く買える店舗の利用
・44歳/男性 ネットで買い物する際は、クーポンやポイントを有効活用
・30歳/男性 コンビニ飯や外食を極力避けるようにした
・31歳/男性 キャンペーンやクーポンをこまめに活用している
■女性
・48歳/女性 家族全員格安スマホに乗り換えた
・35歳/女性 安売りしている材料で料理を作る。食材を無駄にしないように気をつける
・49歳/女性 消耗するものと割り切って、百均をフル活用するとか最安値商品をターゲットとする。最安値商品以外は絶対に買わない
・41歳/女性 閉店間際の半額を買う
・46歳/女性 冷凍保存できるものは、業務用食材を扱っているところや、直売など、たくさん入って安いものを買う
・48歳/女性 なるべく食料品や日常品は、セールやポイントアップの日に買うようにしている
・38歳/女性 少しでも安い食材を買うように、チラシを細部までチェックしている
男女で共通しているものは「無駄遣いをしない」「固定費の節約」「家計簿を付ける」「チラシチェック」「必要なものかよく考える」などだった。
男性の回答で出現する頻度が高いワードは「クーポン」「ポイント」。もちろん女性にもクーポンやポイントを重視するという声もあるが、男性の方が際立って活用している印象がある。女性はチラシチェックのほか、見切り品の購入や閉店間際の半額を狙って、食費のダウンを図っているようだ。
いかがだったろうか。男性の方が節約に無頓着というイメージを持つ人もいるかもしれないが、意外や意外、ポイントやクーポンをフル活用して出費を抑えたり、家計簿をつけて家計管理する人も多かった。こうした小さな積み重ねがやがて大きな差となり、貯蓄額に反映されるのかもしれない。
調査時期: 2020年6月5日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 506人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません