小田急電鉄は3日、箱根登山鉄道の全線運転再開を記念し、新宿~箱根湯本間を結ぶ臨時特急ロマンスカー「おかえり登山電車号」を7月23日に運転すると発表した。

  • 「おかえり登山電車号」に使用するロマンスカーGSE(70000形)

箱根登山鉄道は昨年10月の「令和元年東日本台風」(台風19号)の影響により、箱根湯本~強羅間で運転を見合わせていたが、今年7月23日に全線で運転を再開する予定となっている。「おかえり登山電車号」は周遊ルートの再開という新たな歴史を刻む特急列車の1番列車となる。

車両は「箱根に続く時間(とき)を優雅に走るロマンスカー」がコンセプトのロマンスカーGSE(70000形)を使用。列車側面の行先表示を「おかえり登山電車号」とし、新宿駅を6時10分に発車した後、町田駅6時46分発・本厚木駅7時4分発・秦野駅7時19分発・小田原駅7時42分着・箱根湯本8時2分着で運転される。

本厚木駅発車後、車内にて箱根登山鉄道職員による「箱根登山電車 全線運転再開記念乗車券」(硬券記念台紙付き2枚セット価格820円)を発売。秦野~小田原間ではロマンスカーオリジナルノベルティのプレゼントが行われる。

乗車する際、乗車券の他に特急券が必要。特急券は7月5日10時に小田急線各駅と「ロマンスカー@クラブ」「e-Romancecer」(オンライン)などで販売開始する。