ボーナスの季節が到来! レジャーや買い物に自分へのご褒美にとお金の使い道に心躍る季節だが、昨今の情勢などもふまえ、しっかり貯金や節約に関しても押さえておきたいところだ。
そこで気になるのはみんなのお金の使い方。
毎月の出費額や最も何にお金をかけているのか、よそゆきではないリアルな節約方法を知りたいという人も多いのではないだろうか。なかなか突っ込んでは聞きにくいお金に関する考え方を、今回、マイナビニュース会員に直撃! 第2回となる今回は「男性編」に続き、「女性編」を公開する。
Q.想定される毎月の出費額を教えてください
想定される毎月の出費額を尋ねたところ、ダントツで多い回答は、「10万円以上20万円未満」(8割)だった。2位の「10万円未満」よりも60%以上差をつけている。毎月の出費額を20万円未満に抑えている女性がほとんどで、「20万円以上」と回答した人は少数派だった。
年収別に見ると、年収1,000万円以上でも「10万円未満」という人もいるし、年収400万円~600万円未満でも「20万円以上30万円未満」という人おり、一概に収入が多いから出費額も多いとはいえないようだ。既婚者では、配偶者の収入も見込めるためか、「10万円未満」という人は少数派だった。
毎月の出費、女性で最も多いものは「家賃」
Q.毎月の出費先のなかで最も出費が多いものを教えてください
毎月の出費先の中で最も出費が多いものを尋ねたところ、「家賃」という回答が圧倒的に多く、8割弱を占めた。次いで多いのは「食費」だが家賃との差が60%以上開いている。「光熱費/水道光熱費」「趣味費」「おしゃれ費」「日用品費」「医療費」はほぼ同率だった。
Q.毎月の出費先のなかで、2番目に出費が多いものを教えてください
毎月の出費先のなかで、2番目に出費が多いものについて聞くと、「食費」と回答した人が半数以上を占めた。次いで「交際費」(2割弱)、「おしゃれ費」(1割強)と続いている。3番目に出費が多いものについては、「食費」を挙げる女性が最も多く、2位は「交際費」、3位は「おしゃれ費」、4位は「光熱費/水道料金」だった。
「1番目に出費が多いもの」では極めて家賃が高く、「2番目に出費が多いもの」では食費が突出している。この結果から、女性の毎月の出費先で多くを占めるのは「家賃」「食費」であることがわかった。
Q.毎月の出費を節約したいと思っていますか?
毎月の出費を節約したいと思うか尋ねたところ、77.8%が「まあまあ思う」と答えた。「非常に強く思う」の21.0%を合わせると、98.8%とほとんどの女性が節約志向であることがわかった。それではまず節約のためにするべきだと思うことはどんなことなのだろう。
Q.節約のためにするべきだと感じることを教えて下さい(自由回答)
■固定費の見直し
35歳/女性 電気代、水道代を節約する
42歳/女性 スマートフォンの月定額ギガ量を超えないように使う
■無駄遣いを減らす
49歳/女性 食費を減らす為に無駄な衝動買いはしない
45歳/女性 クレジットカードの使いすぎ(を減らす)
■使った金額の把握
40歳/女性 支出明細を記載する
46歳/女性 家計簿などで支出を見直す
25歳/女性 毎月のお給料の使い道を細かくわける
■その他
35歳/女性 旦那の交際費
38歳/女性 我慢すること
節約のためにするべきことでは「固定費の見直し」が多いが、そのほか目立ったのは「無駄遣いを減らす」だった。女性の場合、ストレス発散方法として「ショッピング」が挙げられることが多いが、衝動買いをしたり、本当に必要なものか見極めないままカゴに放り込んでしまったりして、後悔する人も少なくないのではないだろうか。使った金額を正式に把握することや、節約の意識を強く持つことも挙げられている。
それでは実際に節約のためにしていることはどんなことなのだろうか。
Q.節約のために実際していることを教えて下さい
■固定費の削減、水道光熱費の節約
・48歳/女性 家族全員格安スマホに乗り換えた
・43歳/女性 電気をこまめに消したり、エアコンの設定温度に気を付ける
■無駄遣いをしない
・38歳/女性 必要なものか考えてから買う
・40歳/女性 コンビニで買い物をしない
■使う金額を決める
・31歳/女性 買う金額を決める
■安いものを探して買う
・49歳/女性 消耗するものと割り切って、百均をフル活用するとか最安値商品をターゲットとする。最安値商品以外は絶対に買わない
・46歳/女性 冷凍保存できるものは、業務用食材を扱っているところや、直売など、たくさん入って安いものを買う
「塵も積もれば山となる」というように、こまめに電気のスイッチを消したり、ガスや水道の使用料を控えるといった声が多く寄せられた。また、「安いものしか買わない」という回答も目立つ。消耗品は100円ショップで済ませ、チラシで価格を比べて少しでも安いものを買いに行く、スーパーに安くなる時間を狙って半額で商品をゲットするなど節約テクを実践している女性が多いようだ。
「底値でしか買わない」「まとめ買いする」という声がある一方、「食材をムダにしない」「必要な量だけ買う」といった回答も見られた。もしかしたら安さから、必要のない分まで買い込みやムダな買い物が多いという女性もいるのかもしれない。
今回は女性の「毎月の出費額や節約の方法」について紹介してきたが、男女によって差があるのか気になる人もいることだろう。そこで次回は「男女で出費や節約の方法はどう違うのか」について掘り下げてみたい。
調査時期: 2020年6月8日
調査対象: マイナビニュース男性会員
調査数: 248人
調査方法: インターネットログイン式アンケート
※写真と本文は関係ありません