カシオ、Androidプラットフォームのハンディターミナル

カシオ計算機は6月30日、Androidプラットフォームを採用する「ラグドスマートハンディターミナル」の新製品「IT-G600」と「IT-G650」を発表した。価格はオープン。

IT-G600

ラグドスマートハンディターミナル「IT-G600」

IT-G600は、1,280×720ドットの4.7インチディスプレイとテンキーを備えたハンディターミナルのフラッグシップモデル。7月上旬から発売する。ラインナップは以下の5モデル。

IT-G600-C21：WANなし、スキャナ角度25度
IT-G600-WC21：WANあり、スキャナ角度25度
IT-G600-C31：WANなし、スキャナ角度60度
IT-G600-WC31：WANあり、スキャナ角度60度
IT-G600-WC01：WANあり

プラットフォームにAndroid 9を採用し、Android向けの業務アプリやGoogleの各種サービスを利用可能。キッティング、運用管理、修理対応などに必要な各種ツールに対応する。本体は片手で操作できるデザインで、手袋を着用したままでも操作可能な静電容量式タッチパネルを備える。落下強度は1.8mと頑強で、-20℃～50℃での動作も可能。IP67準拠の防塵・防水性能を持つ。

本体背面には、独自開発のデバイスを取り付けられる拡張インタフェースを装備。特定の業務に特化したデバイスの装着をサポートする。有効画素数1,300万画素のカメラも装備。ワイヤレスWAN内蔵モデルでは、GSM/W-CDMAとLTE対応のnanoSIMスロット×1基を備える。

そのほか主な仕様は、CPUがQualcomm 2.2GHz+1.8GHz（オクタコア）、RAMが4GB、FROMが64GB、増設用にmicroSDメモリーカードスロット。通信機能はIEEE802.11ac/a/b/g/n/d対応無線LAN、Bluetooth 5.0。センサー類は、近接、照度、加速度、地磁気、ジャイロ。バッテリ容量は3,000mAhで、バッテリ駆動時間は約20時間。本体サイズは約W75×D180×H18mm、重さは約300g。