女優の真矢ミキが、1日に放送されたフジテレビ系バラエティ番組『TOKIOカケル』(毎週水曜23:00~23:40)にゲスト出演し、芸能活動の転機を明かした。
1998年に宝塚歌劇団を退団し、芸能界入りした真矢。ところがその4年後、事務所から「戦力外通告」を受けてしまったという。このことについて真矢は、「ある時、『話しがある』と呼ばれて、早い話がクビ」と苦い記憶が蘇ってきたようで、「本当にあの頃の私は、自分でもビジョンがしっかりしていなかったというか。お給料制だったし、ただただお給料食っちゃったようなやり方だったと思います。だからもう仕方ない」と反省した。
その後、フジテレビ系人気ドラマシリーズ『踊る大捜査線』の劇場版に出演したことをきっかけに女優としてブレイク。「本当にフジテレビ様様で」と感謝し、当時の事務所社長からは「あまりにもヒールな役だからこれはやめた方がいい」「イメージがずっと残るから」とオーディションを受けることを止められていたが、「これはひらめいて。『まだオーディションやってますか?』って2日後ぐらいに電話した」。知人からリクルートスーツを借りて臨み、見事に合格した。
「『このオーディションを受けなかったら、芸能界の入り口がないようが気がします』と言って、受けさせてもらったんですよね」と懐かしそうに当時を思い出す真矢。「この後に『アテンションプリーズ』(06・フジテレビ系)とか、思いやりのある教官や部下を育成していくような役が増えていったのかな」とその後の出演作にも繋がっていったことを感慨深げに話していた。