Groupe PSA Japanはこのほど、「DS AUTOMOBILES(DS オートモビル)」の電動化を果たしたコンパクトラグジュアリーSUV「DS 3CROSSBACK E-TENSE(DS 3 クロスバックE-TENSE)」の日本導入を発表した。
「DSオートモビル」は、パリ発信のブランドとしての矜持を自動車の世界に持ち込み、1920年代栄光のフレンチラグジュアリーカーの復興を担う。そんな同ブランドには、フランスに伝わる数百年の伝統を継承し、フランス文化を表現する"ヘリテージ"と、"アヴァンギャルド"という2つの相反する要素がある。
同ブランドの"ヘリテージ"は、過去の自動車文化のみならず、オートクチュールやジュエリーのサヴォワフェール(匠の技)としてフランスに伝わる数百年の伝統を指す。クル・ド・パリのギヨシェ模様やレザーのステッチ、素材のあしらいなど、フランスだけが創りえる唯一無二の空気感を自動車に持ち込むことで、フランス文化を表現している。
そして今回日本デビューを果たす電動化テクノロジー「E-TENSE」こそはもう一つの要素、"アヴァンギャルド"に他ならない。同社では、フランスのサヴォワフェールの伝統を現代の自動車産業において適用することで、自動車の世界にフランスだけがなしえるラグジュアリーカーのありようを提示する、としている。
革新的なマルチエナジー対応プラットフォームCMPの恩恵により、「DSオートモビル」の他のモデルと同様にきわめて洗練されたライドフィールを実現。その洗練性に、2019年度フォーミュラEチャンピオンシップで勝利を飾った電動化テクノロジー「E-TENSE」の鮮烈さが融合している。また、100kWのモーターと50kWhのバッテリーを搭載し、WLTP航続距離320kmを誇る。
「DS 3 CROSSBACK E-TENSE」は自動車という概念を超越した、フランスならではデザイン、建築、ファッションにおける様式を踏まえた意匠性と伝統的装飾技法で誂えたエクステリアとインテリア、そこにモビリティの将来を約束する電動化テクノロジーを融合。こうして"ヘリテージ"と"アヴァンギャルド"が交わることで生まれる、新しい時代のラグジュアリーを創造した。
なお、日本仕様の詳細、グレード展開、航続距離、充電方法、充電時間、スペック、価格、発売日時および発売方法などは7月29日に開催予定のプレス発表会にて公開する。
※画像はすべて欧州仕様車。日本仕様は右ハンドルとなる