トヨタ「タウンエース」をマイナーチェンジ、安全装備を充実して発売

トヨタは9月4日、「タウンエース」をマイナーチェンジし、扱いやすいコンパクトなボディに、荷物がしっかりと積めるスペースを確保したビジネスバン・トラックとして発売する。

「タウンエースバン GL(2WD・4速オートマチック)」

今回のマイナーチェンジでは、先進の安全・安心装備として衝突回避支援システム「スマートアシスト」を搭載。同システムは、夜間の歩行者や昼間の自転車運転者も検知する衝突回避支援ブレーキ機能や、駐車場などでアクセルとブレーキペダルを踏み間違えた時に、急発進を抑制するブレーキ制御付誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能や先行車発進お知らせ機能、オートハイビームなどをパッケージしている。

「タウンエーストラック DX “Xエディション"(4WD・4速オートマチック)」

また運転手の視界を明るくサポートするLEDヘッドランプ(マニュアルレベリング機能付)を採用し、視認性が高いLEDランプをリヤコンビネーションランプにも採用している。

パワートレーンには、小型商用車のために新たに開発した1.5L2NR-VEガソリンエンジンを搭載。荷物を積んで停車と発進を繰り返す街中の低中速域での走行では、豊かなトルクでパワフルな走りを実現した。長時間の運転も快適に、ビジネスをサポートする。

新型エンジンは、燃焼効率の向上とエンジン内部のフリクション低減などを図り、優れた低燃費と低排出ガス性能も実現している。燃費はアイドリングストップ機能もあわせ、WLTCモードで、バン(2WD・5速マニュアル)は12.6km/L、トラック(2WD・5速マニュアル)は12.9km/Lとし、従来型と比べ約20%向上。また「平成30年基準排出ガス50%低減レベル」を達成している。

あわせて「TECS(メーカー完成特装車)」についてもベース車と同様の改良を施すとともに、従来のパワーリフト車に加え新たに冷凍車を設定。冷却能力が-5℃までの中温冷凍車と、+5℃までのクーリング車の2種類を用意した。