東京メトロは東京虎ノ門グローバルスクエアの竣工に合わせて進めてきた、銀座線虎ノ門駅の渋谷方面行ホームの拡幅、新改札設置、地下駅前広場の整備を終え、7月1日から供用開始した。
東京メトロが参加組合員として参画する虎ノ門駅前地区市街地再開発組合により、計画が進められてきた「虎ノ門駅前地区第一種市街地再開発事業」にともない、銀座線虎ノ門駅との「駅・まち一体」での開発を行うことで、渋谷方面行ホームの拡幅、新改札の設置、出入口の新設が実現。エレベーター・エスカレーターなど新たなバリアフリー設備や約600平方メートルの地下駅前広場も整備され、ゆとりある魅力的な地下駅空間を創出した。
渋谷方面行ホームにつながる地下歩行者通路により、都心と臨海部を結ぶBRT(バス高速輸送システム)や空港リムジンバスが発着可能なバスターミナルと周辺再開発ビルに接続。日比谷線虎ノ門ヒルズ駅との乗換えも可能となり、虎ノ門地区における「交通結節機能」を一層向上させるという。
7月1日から供用開始した新たな銀座線虎ノ門駅は、渋谷方面行のホーム幅(中央部)が6.8mから10.4mに拡張したほか、改札口は4カ所から5カ所に、出入口は11カ所から13カ所に増えている。きっぷうりばは4カ所のままとなる。