エン・ジャパンはこのほど、同社が運営する総合転職支援サービス「エン転職」上で、「テレワークにおける社員コミュニケーション」についてアンケートを実施し、結果を公表した。

同調査は 2020年4月25日〜5月26日、「エン転職」を利用するユーザーを対象にインターネットによるアンケートにて実施。有効回答数は1万469名だった。

  • 新型コロナウイルスの影響で、テレワーク(在宅勤務)を行なっていますか?

「新型コロナウイルスの影響で、テレワーク(在宅勤務)を行なっていますか?」と聞くと、26%が「行なっている」と回答。「テレワークを行なっている」と回答した人へ、「テレワーク(在宅勤務)になって、コミュニケーションは変わりましたか?」と問うと、66%が「変わった」と回答した。

  • 「テレワークを行なっている」と回答した方へ伺います。テレワーク(在宅勤務)になって、コミュニケーションは変わりましたか?

「テレワークになって、コミュニケーションが変わった」と回答した人に、変わったことを聞いたところ、「対面でのコミュニケーションがなくなった」(64%)、「コミュニケーションの総量が減った」(60%)に回答が集まった。

  • 「テレワークになって、コミュニケーションが変わった」と回答した方へ伺います。変わったことを教えてください。(複数回答可)

一方、「テレワークになって、コミュニケーションは変わっていない」と回答した人に、変わっていない理由を聞くと、「もともとコミュニケーションが少なかったから」(40%)、「オンラインツールをうまく使えているから」(40%)に回答が集中した。

  • 「テレワークになって、コミュニケーションは変わっていない」と回答した方へ伺います。その理由にあてはまるものをお選びください。(複数回答可)

テレワーク(在宅勤務)におけるコミュニケーションの工夫でやってよかったこととして、以下の声が寄せられている。

■「テレワーク(在宅勤務)におけるコミュニケーションの工夫」

・「テレワークを利用し、遠隔での研修を実施した。出張することなくコミュニケーションが取れるので、働き方に制限のある人の仕事の幅を広げられた」(25歳女性)
・「仕事の後時間を決めてリモート飲み会を開催。居酒屋などのお店の席と違い、全員の顔を見ながらしゃべれるので楽しいし、普段喋らない人とも話せる」(26歳男性)
・「slackでの雑談チャンネルを作ったことで、コミュニケーションが生まれた」(29歳女性)
・「WEB会議にすることで、ネット環境のパケットロスもあることから会議時間が短くなった。無駄な話が少なくなった」(30歳男性)
・「Zoom会議の前後(特に開始前の全員揃う前)に雑談をすることで対面とのギャップを少なくする」(32歳男性)
・「月に一度全国から旅費を出して都内に集まり会議をしていたが、今は全てオンライン会議となり、無駄な旅費支出を浮かせることができている」(34歳女性)

「職場でコミュニケーションは取れていると思いますか?」と聞いた。71%が「取れている」(取れている:30%、どちらかといえば取れている:41%)と回答し、年代が上がるにつれ「取れている」の割合が低くなる傾向が見られた。

  • 職場でコミュニケーションは取れていると思いますか?(離職中の方は、直近の職場について)

「職場でコミュニケーションが取れている」「どちらかといえば取れている」と回答した人に、コミュニケーションはどんな効果があるか聞くと、トップ3は「働きやすさ」(77%)、「チームワーク」(66%)、「仕事の効率」(66%)となった。 「職場でコミュニケーションが取れていない」「どちらかといえば取れていない」と回答した人に、コミュニケーションはどんな影響があるかを聞くと、トップ3は「ストレス」(68%)、「チームワーク」(60%)、「働きやすさ」(59%)だった。

  • 「職場でコミュニケーションが取れている」「どちらかといえば取れている」と回答した方へ伺います。コミュニケーションが取れることは何に効果がありますか?(複数回答可)

  • 「職場でコミュニケーションが取れていない」「どちらかといえば取れていない」と回答した方へ伺います。コミュニケーションが取れないことは何に影響がありますか?(複数回答可)