テックワンは6月30日に東京都内で発表会を開催し、深センOne-Netbook Technology製のゲーミングUMPC「OneGx1」の国内正規版を発表した。One-Netbook公式サイトにほか、ヨドバシカメラ、ビックカメラ、ソフマップ、Amazon.co.jpにおいて、2020年8月中旬から発売する。公式サイトでの販売価格は89,800円(税別)から。
OneGx1の概要は別記事『625gの携帯型ゲーミングUMPC「OneGx1」、7型フルHDでCore i5、LTE版も』をご覧いただくとして、ここではOneGx1の実機写真や発表会の様子を紹介する。
OneGx1の外観は、基本的には一般的なUMPCとそう大きく変わるものではない。ただ、アルミ合金のCNC削り出しボディからは安っぽいという印象は皆無で、シンプルながら高級感も十分に感じられる。
本体左右にオプションの専用コントローラを取り付けると、ゲーミングPCらしさが一気に高まり、他のUMPCとは違う魅力が出てくる。合わせて、本体後方に楕円形でブルーのイルミネーションが用意され、キーボードにも7色のRGBキーボードバックライトが備わっている点からは、いかにもゲーミングPCといった雰囲気が漂ってくる。
今回の展示機は英語キーボードのモデルだったが、日本市場では日本語キーボードを搭載するモデルのみ投入される予定だ。
日本は最も重要な海外市場、OneGx1は日本語キーボードなど日本に特化した仕様を採用
発表会では、冒頭にOne-Netbook Technology CEOのJack Wang氏がビデオで登場。Wang氏は、日本市場はOne-Netbookにとって最も重要な海外市場であり、新製品の発表も常に最初に行っている国であると述べた。今回のOneGx1も、非常に斬新で画期的な、One-Netbookにとって第1世代となるゲーミングUMPCであると紹介した。
OneGx1の日本市場向けモデルは日本語キーボードを採用しているが、こちらは日本のファン数名が協力して配列を考案するとともに、投票によって採用が決定したとのこと。この点でも、日本市場の重要性が色濃く示された。
そして、こだわり抜いた金属ボディやゲーミングの雰囲気を醸し出すRGBキーボードバックライト、着脱式コントローラなど、機能満載で斬新なUMPCとなっているので、じっくり体験して楽しんでもらいたいと締めくくった。
続いて、テックワン代表取締役の中林秀二氏によって、OneGx1をはじめとする新製品の特徴が紹介された。
OneGx1を開発したOne-Netbookは、とにかく高品質を重視した製品開発にこだわっているという。大手ハードウェアメーカーで働いた経験を持つエンジニアが研究開発を行い、自社工場で生産することによって、他社には真似できない品質を実現しているとした。
日本国内でのUMPCユーザーは30代~50代の男性が9割を占めているとしつつ、そういったユーザーのビジネスシーンにUMPCは最適であり、実際に活用されているという。軽量、スタイリッシュ、先進テクノロジーの採用といったコンセプトにて、製品を開発していると説明する。
また、日本の販売総代理店であるテックワンでは、国内でのサポートをしっかり行うとともに、深センのOne-Netbookとも密接にやりとり。ユーザーが安心して購入、使える体制を整え、日本でのUMPCムーブメントをもう一度復活させたいとした。