MFSは6月26日、「新型コロナウイルスによる、住宅ローンボーナス返済への影響」に関するアンケート調査の結果を発表した。調査は6月17日~22日、現在住宅ローン返済中の30〜50代男女592名(男性331名、女性261名)を対象にインターネットで行われた。
はじめに、「住宅ローンの返済で、ボーナス払いを選択していますか?」と聞いたところ、「はい」が37.7%、「いいえ」が62.3%という結果に。特に、関西でボーナス払いを選択している人の割合は21.1%と他地域に比べて少なく、関西では、ボーナスに依存しない家計プランを持つ世帯が多いことがわかった。
続いて、「新型コロナウイルスの影響で、この夏のボーナスは減る」と予想している人が多い業種を調べたところ、「製造業」(47.8%)、「サービス業」(40.4%)、「飲食業」(40.0%)、「医療・介護」(36.2%)が上位に。
そこで、ボーナス払いを選択している人を対象に、「今の新型コロナウイルスの状況を受けて、ボーナス払いを軽減する対応策について検討・もしくは実行したことはありますか?」と質問したところ、「借入先の金融期間への相談」(11.2%)、「FPや専門家に相談」(6.7%)、「他金融機関への借り換え」(4.9%)など、何かしら検討・実行した人は3割にも満たず、77.1%が「特に再考・実行していない」ことがわかった。
また、14.3%が「ボーナス払いにしたことを後悔している」と回答。ボーナス払いを選んだ理由を聞くと、「毎月の返済額を減らしたかったから」(60.5%)が約6割を占め、次いで「定年までに住宅ローンを返済したかったから」(24.2%)となった。