JR西日本は25日、「期間限定 定期券併用チケットレス特急券」の設定を7月31日まで延長すると発表。あわせてJR神戸線の通勤特急「らくラクはりま」について、指定席車両を拡大し、7月6日から全席指定席として運転すると発表した。

  • JR神戸線の通勤特急「らくラクはりま」。7月6日から全席指定席で運転

「期間限定 定期券併用チケットレス特急券」(「e5489」限定発売)は、定期券と合わせて使用することで、一部の在来線特急列車の普通車指定席を利用できるチケットレス特急券。JR京都線・JR神戸線など朝・夕時間帯における分散乗車の取組みとして、一部の在来線特急列車を対象に6月1日から設定され、6月30日までの販売を予定していたが、1カ月間延長され、7月31日まで販売されることになった。

JR西日本ネット予約「e5489」でのみ販売され、駅の「みどりの窓口」では取り扱っていない。大人1名が普通車指定席を片道利用した場合の発売額は、京都~大阪間、京都~天王寺間、姫路~大阪間など各区間とも300円。乗車の際、利用区間を含む定期乗車券(フレックス定期券を除く)が別途必要となる。

対象列車は7月から一部変更となり、上りは「はるか40・44号」「サンダーバード35・37・39・41・43・45号」「スーパーはくと2・12号」「らくラクはりま」、下りが「はるか3・7・11号」「サンダーバード2・4号」「スーパーはくと1・3・13号」「はまかぜ5号」「らくラクはりま」が対象に。「らくラクはりま」はチケットレスサービスの利用が多いことから、7月6日以降は全席指定席で運転される。

なお、「期間限定 定期券併用チケットレス特急券」の対象列車に関して、現在は定員の5割程度を上限として指定席を発売しているが、6月乗車分をもって、この取扱いを終了するという。