シグマは6月25日、フルサイズミラーレス「SIGMA fp」の最新ファームウエア「Ver.2.00」をリリースした。fp初のメジャーアップデートで、シネマグラフの作成や再生、動画ファイルからの静止画の生成機能などを追加したほか、UVCでWebカメラとして利用する際の不具合の修正などが加えられた。ファームウエアのアップデートは無料。
Ver.2.00のファームウエアで追加される機能や不具合の修正ポイントのなかで、おもなものは以下の通り。今回の3月に告知したアップデート予告をベースに、さらに内容を増やしている。
追加機能
- シネマグラフの作成・再生機能
- CinemaDNGの再生機能
- Cineモードでのライブビュー、動画撮影中の静止画撮影機能
- 撮影した動画ファイルからの静止画生成機能
- 動画撮影時のHDR撮影機能
- USBモードにカメラコントロールを追加
機能拡張、機能変更
- ISO100、ISO3200のデュアルベースISOを採用
- AF性能の向上
- 評価測光の精度向上
- 記録画質の向上
- カラーモードにOFF(切)を追加
- QS(クイックセット)に露出補正を追加
- シャッター音の変更
不具合の修正
- 動画の暗部がちらつく減少を改善
- UVC設定でのUSB接続時、および動画撮影時の不具合を修正
- 記録メディアへの記録安定性の向上
- その他、軽微な不具合の修正