二度目の時間外診察の結果、「出産までは、まだまだ」ということで、帰宅。それから2時間経った深夜24時頃。い、い、痛い。なんだか、ものすごーーーく痛い。今までの前駆陣痛の痛みとは、全然違う。これが本陣痛だ!とはっきり確信できた。しかし、陣痛時間を計ってみるが、まだ間隔はあいている。病院から帰ったばかりだし、とりあえず今晩は、この痛みを頑張って乗り越えるしかない。
夫とふたりで布団に入るが、定期的にやってくる痛みで眠ることができない。おとなしく横たわっていることもできない。体の中で交通事故が起きてる感じ、とでも言うのだろうか。ゴリゴリゴリゴリ、ドゥンドン、ズズンズズン。うまい擬音語が見つからない。力強い何かが、ぎゅううううっと内臓と骨をねじっている。こんな強い痛みが健康的な体の中で自然発生するなんて、一体どういうことなんだろうか。生きてきた中で、もちろん一番痛い。これから出産する人を脅すわけではないが、本陣痛は痛い。でも、本当に痛いから、私のように前駆陣痛でビビって、何度も夜間外来に向かうようなことはしなくて良いと思う。