日本HPは6月24日、文部科学省が掲げるGIGAスクール構想に対応したChromebook(2モデル)を発表した。7月下旬の発売予定で、税別価格はクラムシェル型の「HP Chromebook 11A G8 EE」が39,800円、コンバーチブル型2in1の「HP Chromebook x360 11 G3 EE」が49,800円。

2モデルとも、米軍調達基準(MIL-STD-810G)に準拠した耐久テストや、落下テストをクリア。IP41準拠の防塵・防滴性能も備える。特典として、Googleが提供する「Google for Education」のGoogle Classroom機能を拡張する「InterCLASS Console Support」を無償で利用可能。「InterCLASS Console Support」は、教育専業企業であるチエルが開発したG Suiteアプリだ。QRコードによるログイン機能、出席番号入力といった機能を追加する。

コンバーチブル型2in1「HP Chromebook x360 11 G3 EE」

  • HP Chromebook x360 11 G3 EE(製品版は日本語キーボード)

360°回転ヒンジによって、ノート、タブレット、テント、スタンドというスタイルで使えるChromebook。11.6型のIPS液晶ディスプレイは解像度が1,366×768ドットで、10点マルチタッチに対応した光沢タイプ。Corning Gorilla Glass 3で表面を保護している。

  • テントスタイル

主な仕様は、CPUがIntel Celeron N4020(1.10GHz)、メモリが4GB LPDDR4-2400、ストレージが32GB eMMC、グラフィックスがIntel UHD Graphics 600(CPU内蔵)、OSがChrome OS。光学ドライブは搭載しない。

通信機能は、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LANとBluetooth 5(Intel Dual Band Wireless-AC 9560 802.11 ac)。インタフェース類は、720pインカメラ、5MPアウトカメラ、USB 3.1 Gen1 Type-A×2、USB 3.1 Gen1 Type-C×1、ヘッドホン出力・マイク入力コンボジャック、microSDカードリーダーなど。USB 3.1 Gen1 Type-C×1は、充電ポートと外部ディスプレイ出力も兼ねる。

バッテリー駆動時間は約13時間。約90分の充電でフル充電の90%まで回復する急速充電に対応している。本体サイズはW295×D205.3×H20.9mm、重さは約1.45kg。

クラムシェル型「HP Chromebook 11A G8 EE」

  • HP Chromebook 11A G8 EE(製品版は日本語キーボード)

11.6型のIPS液晶ディスプレイは、タッチ対応の非光沢タイプ。解像度は1,366×768ドットだ。ボディのエッジ部分をポリマー樹脂によって保護している(2in1のHP Chromebook x360 11 G3 EEも同様)。

主な仕様は、CPUがAMD A4-9120C APU(1.6GHz)、メモリが4GB LPDDR4-2400、ストレージが32GB eMMC、グラフィックスがAMD Radeon R4 Graphics(CPU内蔵)、OSがChrome OS。光学ドライブは搭載しない。

通信機能は、IEEE802.11ac/a/b/g/n対応無線LANとBluetooth 4.2(Qualcomm Wireless-AC)。インタフェース類は、720pインカメラ(アウトカメラはなし)、USB 3.1 Gen1 Type-A×2、USB 3.1 Gen1 Type-C×1、ヘッドホン出力・マイク入力コンボジャック、microSDカードリーダーなど。なお、USB 3.1 Gen1 Type-C×1は、充電ポートと外部ディスプレイ出力も兼ねる。

バッテリー駆動時間は約10時間。約90分の充電でフル充電の90%まで回復する急速充電に対応している。本体サイズはW295×D205.3×H18.8mm、重さは約1.39kg。