アユートはAcoustuneブランドから、第4世代進化型ミリンクスドライバーにチタンチャンバーを組み合わせたダイナミック型密閉イヤホン「HS1697TI」と、第4世代ミリンクスドライバーにそれぞれステンレスチャンバーとブラス(真鍮)チャンバーを組み合わせた「HS1677SS」ならびに「HS1657CU」を発表した。発売は7月3日を予定しており、現在同社直販サイト「アキハバラe市場」で予約を受付中。
HS1697TI
HS1697TIは、同社が限定販売していた特別モデル「HS1695TI Gold」に採用されていた第4世代進化型ミリンクスドライバー搭載のアップデートモデルで、ラウドスピーカーのような音響特性を目指したチタン素材採用のダイナミック型密閉イヤホン。
人工皮膚や手術縫合糸に用いられるポリマーバイオマテリアル「Myrinx(ミリンクス)」を振動板素材に採用しており、「HS1697TI」に搭載される"進化型"は、薄膜化した10mm径の振動板に、同じく薄膜加工したチタンドームを合わせた複合膜構成となっている。
ダンパーロッドは新形状で、異なる材質と異形材の組み合わせで共振を抑制。音響チャンバー部にチタンを採用した他、チューニングプロセスの最適化で、深い低域再現と自然でなめらかなボーカル帯域の再生が可能だとする。
周波数特性は10Hz~25kHzで、入力感度は110dB/1mW。ハウジングカラーは「ガンメタル」で、価格は109,980円(税込)。
HS1677SS
HS1677SSは、第3世代ミリンクスドライバーを搭載していた「HS1670SS」の振動膜テクスチャー、コイル、マグネット、チューニングプロセスを刷新したアップデートモデル。前モデルから継続してCNC切削ステンレススチールを音響チャンバー部に100%採用し、解像度の高いクールなサウンドを目指したという。
周波数特性は10Hz~25kHzで、入力感度は110dB/1mW。ハウジングカラーは「シルバー」で、価格は82,980円(税込)。
HS1657CU
HS1657CUは、従来機種「HS1655CU White」を同様に刷新したアップデートモデル。音響チャンバー部にCNC切削されたブラス(真鍮)を100%使用し、その他の機構ハウジング部にはアルミニウムを採用。高い応答性と低域表現にあわせて、響きの良さが得られるという。
周波数特性は10kHz~25kHzで、入力感度は110dB/1mW。ハウジングカラーは「ブラック&ゴールド」。価格は71,980円(税込)。
いずれのモデルもコネクタに「Pentaconn Ear」を採用。シルバーコートOFC線と極細OFC線のハイブリッドケーブル(3重シールド2重ツイスト)の8芯構造のケーブル「ARC51」が付属する。
また、イヤーピースはリファレンスモデルの「AET07」と低中音域の厚みが増す「AET08」、遮音性を重視したダブルフランジ型の「AET06」のシリコンタイプの他、フォームタイプの「AET02」の計4種類を同梱。
普段使いのキャリングケースに加えて、堅牢なアルミケースが付属する。