例年と異なり、マスクをつけて過ごすことになりそうな2020年コロナ禍の夏。気温の上昇でマスクの中が蒸し風呂のようになっている方も多いはず。そんな不快感を解消してくれるかもしれない「マスク除菌ケース Ver.2」ULTRAWAVEを試してみました。

  • どこでもマスクを殺菌・乾燥できるアイテムが登場

夏のじっとりマスクをなんとかしたい

新型コロナウィルスの流行以来、ほとんどの人が外出時にはマスクをつけて生活しています。しかし6月に入ってから気温が上昇、マスクの中に熱と湿気がこもって苦しく感じている人も多いのではないでしょうか。かく言う私も、マスクをつけっぱなしで長時間外出していると、マスクの再利用で残る匂いも相まって頭がクラクラしてきます。このまま猛暑を迎えるのはツラい……。この不快感、なんとかしたい!

  • 長時間外出したあとのマスクは息の湿気と唾液の匂いでベトベト……

そんなじっとりしたマスクを快適にできるかもしれないアイテムが、MEDIKが販売している「マスク除菌ケース Ver.2」ULTRAWAVE。これは3mWの深紫外線UVC-LEDによってマスクなどについた細菌・ウイルスを10分間で除去し、同時に内部の換気ファンでマスクを乾燥させ、湿気や匂いを取るというもの。

再利用しなければならないほどのマスク不足は解消しましたが、これからの暑さと湿気を改善できるならもうけもの。夏を過ぎても匂い取りに活躍してくれるはず。というわけで試しに使ってみました。

  • MEDIK「マスク除菌ケース Ver.2」ULTRAWAVE

気軽に持ち歩けるサイズ

「マスク除菌ケース Ver.2」のパッケージを開けると、CDケースよりちょっと小さいマスク除菌ケースの本体が表れます。同梱品は充電用のmicro-USBケーブル、アクリルスタンド、ストラップ。micro-USBで充電でき、外出時に持ち運んでどこでも除菌・乾燥ができるようです。サイズもそれほど大きくないので、外出時にかばんに入れてもそれほどスペースを取りません。

  • アクリルスタンドで縦置きしたマスク除菌ケース本体

  • micro-USBケーブル、アクリルスタンド、ストラップが付属

  • かばんの片隅にポンっと放り込めるサイズです

本体側面には、電源ボタン、3つのLEDインジケータ、micro-USB端子が並んでおり、インジケータは左から乾燥、除菌、充電を表しています。さっそくマスク除菌ケースのケース部を外すと、中から透明なマスクガイドが。さらにマスクガイドを外すと、UVC-LEDとファンが確認できます。

  • 電源ボタン、乾燥、除菌、充電インジケータ、micro-USB端子が並ぶ

  • 本体からケース部を外すと透明なマスクガイドが

  • マスクガイドも外すとファンとUVC-LEDが確認できる

使い方は簡単で、ケース部にマスクを入れてマスクガイドごと本体を差し込むだけ。電源ボタンを2秒長押しして電源を入れたら、再度電源ボタンを1回短く押すと「乾燥→除菌」を行う自動モードが作動します。あとは20分待つだけ。電源が自動でオフになったら終了です。なお、手動操作で「除菌+乾燥」「除菌のみ」「乾燥のみ」も行えます。乾燥時にはそれなりのファン音がしますので、静かな場所での使用は気を付けたほうがいいかも。

  • マスクをケースに入れマスクガイドごと本体に差し込んでセット

  • 除菌中の側面の排気口

乾燥したマスクは匂いも取れて心地よし

さて、乾燥→除菌を行ったマスクがどうなったかというと……おぉ、じめじめしないし、匂いも確かに取れているじゃないですか!使用してへたった部分はそのままですが、息のしやすさは下ろしたてのマスクのよう。こんな小さなアイテムで快適なマスクに復活するならなかなかのもんです。

  • パリっとして匂いのとれたマスクが快適

なお、この「マスク除菌ケース Ver.2」はケース部やマスクガイドを外して使用しても効果があるのだそう。例えばハンカチやカップ、歯ブラシやパフ、果てはスマホなど、小物ならなんでも乾燥・除菌できるみたいですよ。もちろん、布マスクもOKです。使い倒した布マスクも、このアイテムで乾燥・除菌すればより長く使い続けられるかもしれませんね。

  • 歯ブラシやマグカップ、子供用スタイ、布マスクを乾燥・除菌してみました

梅雨~夏季のマスクのおともに

私は専門家ではないので、この「マスク除菌ケース Ver.2」にどれほどの除菌効果があるのかはわかりません。ですが、乾燥によってマスクが快適に使えるようになるという効果は、確かに実感しました。

これから梅雨時に入り、その後暑い夏が訪れるでしょう。とはいえ、このような情勢下でマスクを外すわけにもいきません。マスクがじっとり湿りそうな今年の夏を乗り越えるためのアイテムとして、カバンに忍ばせておくのもよさそうです。