Microsoftは6月23日、コラボレーションツール「Teams」に、新しく友人や家族とのつながりを保つ個人向け機能を追加したモバイル版プレビューの提供を開始した。一般提供とデスクトップ版、ウェブ版への機能拡張は今年後半を予定している。
Teamsは「Microsoft 365」に含まれるコラボレーションツールで、これまで業務用ツールとして提供してきた。だが同社は、現在、多くの人々がカレンダーやメール、メッセンジャー、写真アプリ、To-Do リスト、ドキュメントなどアプリやツールをいくつも使い、オン・オフ問わずに様々なことをしていると指摘。
そこで今回、Teamsのモバイル版プレビューに、友人や家族とのやり取りにも利用できるようコミュニケーション機能を追加し、個人利用向けのTeamsとして提供する。業務以外でも個人用アカウントで友人や家族とTeamsでやりとりができ、TeamsをハブとしてMicrosoft 365内のサービスを連携させて利用することもできる。オン・オフ問わずにTeamsを活用できるようになることで、いくつものツールが必要になるといった煩雑な状況が軽減できるとしている。
新機能のプレビューを利用する方法は2通り。すでにTeamsモバイルアプリを利用している場合は、[設定]の[アカウントの追加]にて、個人用のマイクロソフトアカウントでサインインするか、電話番号で新しいアカウントを作成すれば、個人用アカウントと仕事用アカウントを切り替えて使えるようになる。新規にTeamsを使い始める場合は、iOSまたはAndroidのアプリストアからTeamsモバイルアプリをダウンロードし、個人用マイクロソフトアカウントでサインインするか、電話番号でアカウントを新規作成する。
サインインすれば、友人や家族を招待してグループを作成できる。チャットや通話のグループを作成しておけば、友人や家族とのつながりを維持しながら、他の様々なグループとつながることもできるようになる。