新生銀行は6月23日、「2020年サラリーマンのお小遣い調査」の結果を発表した。調査期間は2020年4月10~14日、調査対象は20~50代の有職者(会社員・パート・アルバイト)で、有効回答は2,717人。
男性会社員のお小遣い、2018年と同水準へ回復
男性会社員の毎月のお小遣い額(昼食代含む)は前年比2,672円増の3万9,419円。2年ぶりに増加し、過去5年で最も高水準だった2018年の水準に回復した。年代別にみると全年代で増加し、特に20代と50代で前年より4,000円近く増え、20代4万1,377円、50代4万1,987円となった。なお、最も低かったのは40代の3万6,449円だった。
女性会社員の毎月のお小遣いは同585円増の3万3,854円。こちらも2年ぶりに増加したが、2015年からほぼ横ばいが続く。年代別では、30代が同3,513円増の3万7,113円と大幅に増加。最も多かったのは20代の4万391円、最も低かったのは50代の2万8,327円だった。
男性会社員の昼食代は同30円増の585円と、3年ぶりに増加。女性会社員は同2円増の583円と、2017年以降大きな変化はみられなかった。また、男女ともに持参弁当の割合が最も高く、男性で33.0%、女性で56.4%に上った。
男性会社員の1回の飲み代は5,232円。1回の飲み代と1カ月の平均飲み回数から算出した1カ月の飲み代は、同1,555円減の1万1,620円と大幅に減少した。女性会社員の1回の飲み代は4,192円。1カ月の飲み代は同1,028円減の8,455円と、減少傾向が続いている。
職場で働き方改革があったか尋ねたところ、男性会社員は同8.5ポイント増の56.0%、女性会社員は同10ポイント増の50.7%と、ともに半数を超えた。働き方改革の内容については、「テレワーク」や「時差出勤・時差勤務」が増え、従来の「有給取得増加」や「残業減少」から進展がみられる結果となった。