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【この記事のエキスパート】
元歌舞伎役者・JSA認定ソムリエの数寄monoライター:杉浦 直樹(スギウラ ナオキ)
コピーライター、歌舞伎役者、シトロエンのトップセールス、支配人兼ソムリエとしてフレンチレストラン経営、モノ系雑誌の編集ライターを経て現在好事家フリーライター。
編集時代は文房具やスーツケース、ガジェットなどに関するコンテンツを多数担当。
またブルゴーニュとシャンパーニュの「古酒」専門フレンチレストラン、オーセンティックなカウンターBarを経営していたため、ワインはもちろん、スピリッツ・リキュール・日本酒・焼酎にも造詣が深い。
1988年に、ヴィンテージ万年筆に情熱をもつふたりのコレクターによって設立されたビスコンティ。独自の吸入方式を搭載した、ハンドメイド万年筆のブランドです。この記事では、数寄monoライター・杉浦直樹さんと編集部が、ビスコンティ万年筆の選び方、おすすめ商品を紹介します。
ビスコンティの万年筆とは?
【エキスパートのコメント】
イタリアの高級筆記具ブランド「ビスコンティ」。ヴィンテージ万年筆のコレクターという、万年筆に対し非常に深い造詣を持つ「素人」によって設立されたビスコンティ。
そのため商業主義にとらわれることなく、ハンドメイドにこだわりつつ、パワーフィラー方式やマグネティックロックシステムといった革新的技術も取り入れることができました。アート作品からインスピレーションを得た珠玉の一本をぜひあなたのお手元に置いてみてください。
ビスコンティ万年筆の選び方
まずはビスコンティ万年筆の選び方をチェックしていきましょう。数寄monoライター・杉浦直樹さんのアドバイスもご紹介しています。ポイントは下記。
【1】シリーズやコレクションから選ぶ
【2】パラジウムのペン先を選ぶ
【3】使い勝手のよさで選ぶ
【4】限定品に注目してみる
上記のポイントを押さえることで、より欲しい商品をみつけることができます。一つひとつ解説していきます。
【1】シリーズやコレクションから選ぶ
ビスコンティはすぐれた装飾やユニークな意匠をもとにつくられた記憶に残る万年筆です。ここでは絵画の巨匠たちの作品からインスピレーションをえたシリーズや、革新的な素材を使ったシリーズを紹介します。
ミステリアスな光と闇を演出したレンブラントシリーズ
レンブラントはオランダが生んだ天才画家。暗闇から人物が光で浮かびあがらせる手法で知られています。明暗を表現したドラマチックな傑作「夜景」は、門外不出でオランダから出ることはありません。
ビスコンティ万年筆のレンブラントシリーズは、レンブラントの傑出した作品へのオマージュとして生みだされたものです。光と闇を表現したデザインは魅力にあふれています。
集めたい衝動にかられるゴッホ・コレクション
ポスト印象派の画家として知られるオランダ生まれのヴァン・ゴッホ。日本趣味に関心を寄せ浮世絵を収集していたことでも知られています。鮮やかな色彩、厚塗りの手法や力強い筆づかいといった特徴があり、日本でもファンの多い作家です。
ビスコンティはヴァン・ゴッホの絵画を多面体カットの万年筆として再現し、その美しさは多くの人を魅了しています。
ユニークな素材を使ったホモサピエンス
ホモサピエンスシリーズは、さまざまな素材が使用されていますが、注目は玄武溶岩を使用したもの。イタリア・シチリア島に鎮座するエトナ火山から採取された玄武溶岩を利用し、イタリア産にこだわった万年筆です。
表面にマグマの結晶が肉眼で確認でき、マットな質感とさらっとした感触が特徴的。重そうにみえますが、約50gと実用的なビスコンティ万年筆です。
フェミニンな印象のヴィーナスやメリーゴーランド
ビスコンティ万年筆には、女性がウキウキするようなフェミニンなデザインもあります。ボッティチェリが描いた「ヴィーナスの誕生」に刺激を受けたヴィーナスは、女性にふさわしいフェミニンさがただようデザイン。
メリーゴーランドは天冠やキャップ縁の模様もかわいらしく、子どもの紙の上の落書きをモチーフにした心がなごむカラーが特徴です。
【2】パラジウムのペン先を選ぶ
やわらなかペン先を好む人は、ビスコンティ万年筆独自の23カラット・パラジウムを使用した万年筆を選ぶといいでしょう。パラジウムは強度やインク腐食への耐久性も高く、柔軟性と形状記憶性の点で18金よりすぐれた材質です。
ただビスコンティがドリームタッチとよんで使用していたパラジウムのペン先は、最近では18金へと仕様変更されています。市場ではまざって流通しているので、仕様に変更がないか事前にチェックすることが大切です。
【3】使い勝手のよさで選ぶ
ビスコンティ万年筆は、斬新なインク吸入方式や、実用性の高いキャップのロックシステムを採用しています。ここでは、ビスコンティ万年筆にはどんな使いやすい工夫がほどこされているのかみていきましょう。
パワ―フィラー方式を選ぶ
ビスコンティ万年筆は、尻軸をゆるめて大量のインクを吸入する革新的な吸入機構で知られています。パワーフィラーと呼ばれ、一度に大量のインクを吸入するさまに誰もがきっと驚くことでしょう。
ほかにダブルタンクパワーフィラーという機構を備えた万年筆もあります。名前のとおり、メインタンクとサブタンクを搭載。メインタンクのインクがなくなりかけたら、サブタンクの弁をゆるめてインクを補充できます。
開け閉めしやすいマグネティックロックシステム
ビスコンティは、キャップの開け閉めがかんたんになるマグネット式のキャップを開発しました。マグネティックロックシステムと呼ばれ、胴軸とキャップ部分のマグネットのおかげでペン先の収納時にひとりでにキャップが閉まる仕様です。
カチッと軽い力で開けたり閉めたりできるので、日ごろからよく万年筆を使用する人ならとても便利に感じるでしょう。
【4】限定品に注目してみる
ビスコンティはリミテッド・エディション(限定品)を数多くリリースしています。インクの残量がわかるスケルトンボディや、ジュエリーペンの技術を駆使した万年筆などさまざまです。過去には、「蒔絵」や辰年にちなんだ「ドラゴン」などアジア的なテイストの万年筆も。
2016年末に創業者のダンテ・デル・ベッキオ氏が去り工房の体制が大きく変わりました。これからどんな芸術的な万年筆が発売されるかチェックしてください。
選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)