林遣都が1人3役を演じて話題となったフジテレビ系スペシャルドラマ『世界は3で出来ている』が、25日正午からFODで見逃し配信されることが決まった。
3密を避けるため、リモートによる打ち合わせと最小限のスタッフ・出演者で撮影を行い、“ソーシャルディスタンスドラマ”と銘打った同作。
林演じる三つ子の、アフターコロナ、ウィズコロナの今を切り取ったリアルな物語で、「緊急事態宣言解除後に再会した3人の姿を通じて、ほんの一瞬でも生きることの楽しさ、おもしろさ、光を感じていただければ」という思いで企画され、脚本を朝ドラ『スカーレット』の水橋文美江氏、演出・プロデュースを今年の正月に放送されたスペシャルドラマ『教場』の中江功氏が担当した。
今月11日に放送されると、番組ホームページには「人々がこれまでに感じてきた気持ちをすべて代弁してくれた物語になっていてとても感動しました」「こんな時代だからこそ生まれた物語に、それをドラマという形にして見せてくれたすべての人たちに感謝しています」「林さんのお芝居がとても一人で演じているとは思えない自然さ」「ドラマっていいな! こういう時に必要なものだな!」「久々にドラマの底力を見せてもらった感じで、プロの役者とスタッフが作り上げたドラマは改めてすごいと思いました」など、視聴者から称賛の声が続出。再放送やDVD化のリクエストの声もある中で、FODでの見逃し配信が決定した。
中江氏は「放送直後から、SNS等の反響が多かったのは聞いておりました。普段は怖くてあまりSNSを見たくないのですが(笑)、試験的な作品でもあり、視聴者の方の率直なご意見を知る必要があると思い、なるべく多く読ませていただきました。『この時期だからできる』そして『林遣都さんだからできる』にこだわって制作したので、それに対する好意的なご意見をたくさんいただいたことはとてもうれしかったです」と手応えを感じた様子。
また、「緊急事態宣言の中、企画に賛同して集まっていただき(リモートですけど)、結果短期間で高水準の映像に仕上げてくれた美術、技術、編集スタッフにも感謝でいっぱいだったので、映像に関するご意見を多数頂いたこともとても参考になりました。再放送、配信、DVD化等を望まれる方が多いことに驚きました。たった1回きりの短いドラマに熱のあるご意見をたくさんいただいたことに感謝しています」と語る。
さらに、見逃し配信が決まったことについて、「正直驚き、喜びました。脚本から産まれて林遣都さんが見事に育てた3兄弟を愛していたので、もう一度3人に逢える機会を与えられたことに感謝したいです。短期間で集中したスタッフのためにも改めて観ていただけることは幸せです。これから地上波放送になる地域も含め、多くの方に観ていただけたらうれしいです」と話している。
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