息子の離乳食は、育児書を買ってきて離乳食のページを熟読するトコロからスタート。はじめのひと口目、10倍粥をほんの少しだけ、ちいさな口元にゆっくりと運んでみたら木の匙を口に含んでいぶかしげな顔をされました。
妊娠する前、夫婦2人で暮らしているあいだは外食や買ってきたお総菜が当たり前(しかも栄養バランス無視で野菜少なめ、揚げ物いっぱいの献立!)、お皿を洗うのも面倒くさくてレンチンごはんをパックごと食卓に並べるような、家事レベルのひくーーい生活をしていました。気負わない暮らしはとても居心地が良いものでしたが、とはいえ赤ちゃんにそんな生活をさせるわけにはいきません。ちゃんとしないと、と思ったら、どうもその加減を失敗したようで…。お粥をつくるにしても本に書いてあったとおりの分量と工程をきっかりきっちり守り、お鍋も匙もよーく洗って食器は煮沸消毒をして。上手に手を抜く呑気なお母ちゃんになりたいと思っていたはずなのに、息子のごはんだと思った途端、『変なバイ菌がついているといけないっ』『新鮮な食材を!』と、どこまでも神経質になってしまいます。