今年の夏は、マスクをしながら熱中症に気を付ける、異例の生活を強いられそうな予感。しかし春先に付けていた不織布マスクでは、すぐに汗で蒸れてしまうことが予想されます。
そこで良い製品はないだろうかと、あちこち探してみました。見つかったのは、包帯パンツ「SIDO」を提供するログインが販売する「包帯マスクmask in mask」。包帯、というワードに心惹かれました。
「包帯マスクmask in mask」は一体、どんな製品?
包帯マスクmask in maskは、その名の通り医療用の包帯生地を改良した多機能フェイスマスク。初回生産の1,000枚はブラックのみでしたが、現在は多彩なカラバリで展開しています。価格は2,700円(税別)、サイズはMとL。数量限定販売で、7月13日より順次、発送予定となっています。
筆者が手にしたのはブラックモデルでした。パッケージを開けてみると、なにやら輪っか状の生地が出てきます。なるほど、これを頭から被るようです。
包帯由来ということで、なるほど優しい肌触り、そして軽い。適度に伸びる伸縮性の良さも感じます。手を通してみると、向こうが透けない程度の薄さでした。内側には小さなポケットがついています。
この内側ポケットには、市販のマスクが入れられるとのこと。試しに政府配布の布マスクを入れたところ、すっぽり収まりました。マスクの代わりに、不織布の取り替えシートを入れても良さそうですね。
使い勝手は如何に?
実際に装着してみました。筆者の製品はLサイズでしたが、締め付けられる感じがなく、それでいて動いてもマスクがズレません。通気性も良好です。また耳にかかる部分がヒモではないので、長時間装着しても、耳の裏が痛くならなそう。首まわりの日焼け止めにも適しています。
デメリットとしては、通常のマスクより肌に触れる面積が大きいので、首筋を中心に暑く感じました。そして見た目ですが、何と言えば良いのでしょう、やや威圧感があり、例えばこのまま銀行に預金を下ろしに行っても良いものか悩みます。もっとも人の印象は人それぞれですし、別のカラバリを購入すれば、イメージもガラッと変わりそうです。
ちなみにマスクを180度回転させて、内側ポケットのないサイドを使うことも可能です。
熱中症予防の観点から、厚生労働省では「屋外で人と十分な距離(少なくとも2m以上)が確保できる場合には、マスクを外すように」と呼びかけています。包帯マスクmask in maskなら、装着しないときはそのまま首に巻いておけば良いでしょう。汗を吸い込んでも洗濯でき、繰り返し使用できるので衛生的かつ経済的。最後にユニークな使い方として、保冷剤を入れておくのもオススメです。
保冷剤を後ろに回すと、ちょうど首筋を冷やすことができました。冷たすぎると思いきや、肌に直接は触れないので、冷気が程よく感じます。首筋を冷やせば身体を効率的に冷やせるため、案外、この使い方は理にかなっていると言えそうです。
withコロナ時代に欠かせないアイテムとなったマスク。「マスクは感染を防ぐものではない」とされる一方で、飛沫を防ぐ、ウイルスに触れてしまった手で口や鼻に触れる機会を減らす、といった側面で効果があるとされています。ここにきて、アパレルメーカー、スポーツウェアメーカーの市場参入も相次いできました。今後はTPOにあわせてマスクを賢く使い分ける、そんな世の中になっていくのかも知れません。包帯マスクmask in maskは、夏のマスクストレスを解消できそうな、面白い製品でした。