デサントジャパンは、シャープの蓄冷材を使ったグローブ型クーリングアイテム「CORE COOLER(コアクーラー)」の一般販売を6月19日に開始した。グローブ2個(両手用)と蓄冷材2個入りのセットで、税込価格は3,960円。サイズはフリー。カラーはブルー、レッド、ブラックを用意する。
デサント(DESCENTE)ブランドの通販サイト「デサントストア」や直営店「DESCENTE STATION(デサント ステーション)」、生活雑貨専門店「ロフト」の一部店舗などで先行発売し、ロフトでは限定カラー(グレー)も用意。順次スポーツチェーン店なども含めて展開し、計1万個を発売する。
デサントジャパンは2019年、シャープ、ウィンゲートの3社で共同開発した、手のひらを適温の12℃で冷やすことで、体の中心部の温度である深部体温の上昇を抑制するアイテムを発表。2020年4月からクラウドファンディングサイトの「Makuake」で、デサントブランドのグローブ型暑熱対策アイテムとして購入募集をスタートしていた(募集は終了)。今回、CORE COOLERの一般販売が決まったかたちだ。
近年は夏の気温が上昇傾向にあることに加え、昨今はマスクなどを着用する機会も多く、屋内外問わず暑さ対策が重要となる。CORE COOLERは、あらかじめ冷凍庫や氷水で適温に冷やした蓄冷材「TEKION」で手のひらを冷やすことで、深部体温の上昇を抑制し、クーリング効果が得られるのが特徴。
蓄冷材を入れるアタッチメントをグローブ型にしたことで、蓄冷材を握り続ける必要がなく、物を掴むといった手の操作性が妨げられにくいとする。スポーツ観戦中や出勤、買い物といった日常の外出時など、さまざまなシーンで活躍するとしている。
蓄冷材「TEKION」は、シャープが液晶材料研究で培った技術を応用して独自開発したもの。「-24℃~+28℃で融け始める氷の状態で蓄冷できる」という特徴があり、シャープの社内ベンチャー「TEKION LAB(テキオンラボ)」を中心に、商品やサービスの提供を行っている。