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【この記事のエキスパート】
自転車整備士:椿 直之

自転車整備士:椿 直之

大手スーパーに4年、ホームセンターに5年勤務した経験を活かし、販売していた商品の特徴や使い方などをご紹介。
現在は独立して自転車店を経営している。
大学のイベントで点検会を開催したり、自転車整備士を目指す方々に向けた研修で講師を務めたりしているため、自転車関連の知識が豊富。
特に年齢別、タイプ別、用途別での自転車の選び方などの紹介に定評がある。


幼稚園や保育園などの送り迎えに役立つ子供乗せ電動アシスト自転車。パワフルなタイプを選べば、長い坂道もスイスイと進みます。この記事では、自転車整備士・椿 直之さんと編集部が選んだおすすめ商品と、子供乗せ電動アシスト自転車の選び方を紹介します。

子供乗せ電動アシスト自転車の選び方

電動アシスト自転車は高い買い物なだけに、「絶対失敗したくない!」というママも多いですよね。

まずは、子供乗せ電動アシスト自転車の選び方を解説! はじめて電動アシスト自転車を買う方向けに、失敗しないポイントをまとめました。

子供の年齢に合わせてシート位置を決める

まずは、子供を乗せるシート(チャイルドシート)の位置を確認します。子供乗せ電動アシスト自転車のチャイルドシート位置は、前乗せと後ろ乗せの2種類があります。

好みやデザインで選ぶのではなく、安全に走行するために年齢や体重、身長によって適切なシートの位置が決められています。

1歳~4歳で使える「前乗せ」は子供の様子を見やすい

出典:Amazon

【一般財団法人 製品安全協会が定めるSG基準】
乗せられる年齢の目安:1歳~4歳未満
乗せられる体重の目安:15kg以下
乗せられる身長の目安:100cm以下

チャイルドシートが自転車の前についている「前乗せ」タイプは、走行中もつねに子供の様子を確認できるのがメリットです。

ただし、前に体重がかかるため、ハンドルを取られやすくなっています。カゴにも重い荷物を入れる場合などは、とくに注意が必要です。また、前から駐車するタイプの駐輪場に停めるときに、少しやりづらい点もデメリットとしてあげられます。

6歳まで使いたい&2人同時乗せなら「後ろ乗せ」が便利

出典:Amazon

【一般財団法人 製品安全協会が定めるSG基準】
乗せられる年齢の目安:1歳~6歳未満
乗せられる体重の目安:22kg以下
乗せられる身長の目安:115cm以下

後ろにチャイルドシートがついている「後ろ乗せ」タイプは、走行中に視界を遮られず、子供に風や日光が直撃しない点がメリット。6歳まで使えるので、前乗せよりも長い期間使用することができます。

SG基準では1歳から後ろ乗りができる対象とされていますが、走行中に子供の様子を確認できないので、2歳以下の子供を乗せる場合は注意しましょう。

タイヤのサイズで選ぶ

日常的に使える子供乗せ電動アシスト自転車を選ぶなら、一般的なタイヤサイズの26インチがおすすめです。26インチの自転車なら、通常の自転車と変わらない感覚で乗ることができます。

前乗せでも視界を確保したいという方や、安定度の高さを重視したいという方は、重心が低い20インチや22インチのタイヤサイズを選ぶといいでしょう。

アシストの性能をチェックする

電動アシスト自転車のアシスト性能は、日常的に使う道に合わせて選びましょう。なお、アシスト性能は電動アシスト自転車の駆動方式によって異なります。

快適な走りだしをサポートしてほしいという方は、前から引っ張られる感覚の「前輪モーター駆動」がおすすめです。登り坂などでのアシストを求めているなら、後ろから押される感覚の「後輪モーター駆動」を選びましょう。

バッテリーの容量も確認

バッテリー容量は「Ah」という単位で表記され、数字が大きくなるほど容量も大きくなります。1回の充電で走れる距離は、16.0Ahで約59km、12.0Ahで約44km、8.0Ahで約30kmが目安となるでしょう。

ただし、容量が大きくなるほど価格は上がり、充電にも時間がかかるため、ふだん乗車する距離に応じた容量を選びたいところです。

安全基準の適合車を選ぶ

自転車協会が定める安全基準に適合しているかどうかも重要です。

「BAA」や「SG」マークの有無をチェック

自転車協会が定めた安全基準を満たしている子供乗せ電動アシスト自転車には、「BAA」マークがついます。製品安全協会から認めた「SG」マークのある自転車も同じレベルの性能と考えていいでしょう。

なお、前後に子供を乗せられる3人乗りタイプを選ぶ場合には、「幼児2人同乗基準適合車」とされている自転車を選ぶようにしてください。

ヘッドレストやシートベルトも確認

腰までのチャイルドシートも少なくありませんが、頭までおおう「ヘッドレストつきチャイルドシート」なら、転倒や接触などが発生した場合に子供をしっかり守ることができます。

子供とチャイルドシートを固定するシートベルトや、乗車時や走行中に子供の足を巻き込まないようにする装備をチェックすることも重要です。

ハンドルロックの操作方法も重要

ハンドルロックは、子供の乗降時に自転車の前輪が動かないようにする重要な機能です。

ハンドルロックには、スタンドを立てるだけでハンドルがロックされる「スタンド連動タイプ」と、必要なときにハンドルをロックできる「手元のレバーで操作するタイプ」があります。

ロック忘れが心配な方は「連動タイプ」、走行中に自転車を止めて子供のケアをしたい方は「手元レバー」を選ぶといいでしょう。

選び方のポイントはここまで! では実際にエキスパートが選んだ商品は……(続きはこちら)