あす20日に放送されるフジテレビ系音楽番組『SHIONOGI MUSIC FAIR』(毎週土曜18:00~)では、11日に亡くなった音楽家・服部克久さんを追悼特集する。

服部克久さん

服部さんは番組開始当初から、チーフアレンジャー・音楽監修として参加。故人を懐かしむトークと共に、これまで番組に出演してきた本人はもちろんのこと、偉大な父親の服部良一さんや、息子で同じく音楽家として活躍している服部隆之氏ら家族との貴重な映像などを紹介する。

特集では、これまで長きに渡って、服部さんがアレンジャーや作曲家として番組に貢献した様子を映し出した数々の映像を紹介。冒頭では、まず服部さんのピアノとアレンジで代表曲の1つ「時の過ぎゆくままに」を歌う沢田研二の映像が登場する。

続いて、誰もが一度は耳にしたことがある定番のクラシック音楽を、現代のポップスと融合させることを得意としてきた服部さんならではの、J.S.バッハの「メヌエット」とザ・トイズの「A LOVER’S CONCERTO」を融合させた楽曲を、森山良子・平原綾香が歌った2004年11月27日の映像や、ゲスターヴ・ホルストの「Jupiter」とTHE ALFEEの代表作「星空のディスタンス」を融合させた服部さんの番組最後の出演となった14年8月9日の映像など、貴重な映像の数々を紹介する。

後半では、美空ひばりさんが歌う「MY WAY」や服部さんの父・良一さんが作曲した「銀座カンカン娘」を服部さんのアレンジで中尾ミエ&岩崎宏美ペアが歌う様子、同じく良一さんの作曲した名曲「東京ブギウギを」を、今度は息子・隆之さんがアレンジし、福山雅治が歌うなど、服部家ならではの親子共演の様子なども放送予定だ。

最後は、97年4月13日に放送された、服部さんが作曲した代表作「自由の大地」を自身のピアノとフルオーケストラで演奏したシーンで締めくくる。