日立グローバルライフソリューションズは6月18日、紙パック式キャニスター掃除機とサイクロン式キャニスター掃除機の新製品を発表した。発売は紙パック式の2機種が6月20日、サイクロン式の2機種が7月18日。価格はいずれもオープン。

小型でパワフルな紙パック式キャニスター掃除機「かるパック」

紙パック式キャニスター掃除機は「かるパック」シリーズから「CV-KP900H」と、かるパックではない「CV-KP300H」の2機種。推定市場価格(以下すべて税別)は、かるパックのCV-KP900Hが55,000円前後、CV-KP300Hが45,000円前後。

  • かるパック「CV-KP900H」

CV-KP900Hは、高性能小型ファンモーターを搭載し、吸引仕事率が340W(消費電力840W時)というパワーが特徴。高集じんフィルターと高気密モーターケースを搭載し、きれいな排気にもこだわった。

「パワフルスマートヘッド」は、ヘッド内の圧力を調整し、ヘッドが床にはりつくのを抑える構造。押しても引いてもゴミを吸い込み、ゴミの取り残しを減らす。新製品では新たに、狭い場所を手軽に掃除できる「パッとブラシ」を付属した。

  • 「パッとブラシ」

CV-KP900Hの本体サイズはW339×D207×H203mm、本体の重さは2.3kg。ヘッドなどを入れた標準質量は3.8kg。集じん容量は1.3L、運転音は57~約51dB。「パッとブラシ」「ほうきブラシ」「すき間用吸い口」「サッとハンドル」パックフィルター(GP-2000FS)が1枚付属する。

  • 「CV-KP300H」

一方のCV-KP300Hは、高性能ファンモーターを搭載。ヘッドから本体排気口までの空気流路をスムーズにしたことで、吸引仕事率は650W(消費電力1,800W時)を実現した。

紙パックの目詰まりを抑える機構も備える。電源コードを引くと「パック チリ落とし」機構で紙パックを振動させ、内側に付着した微細なチリを落とすという仕組み。紙パックの目詰まりを抑え、従来モデルより約1.5倍長持ちするとしている。

CV-KP300Hの本体サイズはW288×D256×H214mm、本体の重さは3.3kg。ヘッドなどを入れた標準の重さは4.9kg。集じん容量は1.5L、運転音は65~約60dB。「クルッと切替えブラシ吸い口」「サッとハンドル」別売り吸い口接続用アタッチメント、パックフィルター(GP-130FS)を1枚付属する。

2.5kgの軽量紙サイクロン式キャニスター掃除機「パワかるサイクロン」

CV-SP900HとCV-SP300Hは、基本性能は同じだが、付属品が異なる。CV-SP900Hは、「ワイドふとんブラシ」「ほうきブラシ」「パッとブラシ」「すき間用吸い口」「お手入れブラシ」を付属。CV-SP300Hは、「パッとブラシ」「すき間用吸い口」「お手入れブラシ」が付属する。推定市場価格は、CV-SP900Hが75,000円前後、CV-SP300Hが60,000円前後。

パワかるサイクロンは、高性能小型ファンモーターを採用することで、重さが2.5kgの軽量コンパクトボディながら、吸引仕事率が300W(消費電力840W時)というパワーを持つ。ゴミと空気を遠心分離するため、ダストケースのゴミ捨てラインまでゴミがたまっても、99%以上の吸引持続率を実現。

押すときも引くときもゴミを吸う「パワフル スマートヘッド」を採用し、ゴミの取り残しを減らした。このほか、ヘッド前面を壁に付けたときに、前側から底面へ空気が流れる「きわぴた構造」により、壁際のゴミもすっきり吸い取る。

このほか、吸い込んだゴミの捕集率は、CV-SP900Hが99.999%、CV-SP900Hが約99%と、CV-SP900Hのほうが高い。両モデルとも、本体サイズはW300×D225×H287mm、本体の重さは2.5kg。ヘッドなどを入れた標準の重さは4kg。集じん容量は0.25L、運転音は59~約54dB。