三菱重工グループの三菱重工エンジニアリングはこのほど、東京都交通局の日暮里・舎人ライナー用車両12編成60両を受注したと発表した。
日暮里・舎人ライナーは、日暮里駅から見沼代親水公園駅まで13駅、約10kmを結ぶ新交通システム。三菱重工は2015年度から、次世代型ロングシートの採用により輸送力を高めた車両330形を納入している。330形の車体はオールダブルスキンアルミ構体で、台車は軽量かつ耐久性に優れ、低振動・低騒音でメンテナンスも容易なボギー台車「T-smover」を採用している。
沿線の発展に伴う利用者の増加により、日暮里・舎人ライナーでは混雑緩和が求められている。今後は他社製既存車両との入替えにより、朝夕を中心とする混雑の緩和等に貢献するとしている。