今年で創立100周年を迎えた自動車メーカーのマツダが、同社初となる公式グッズ「マツダコレクション」を発売する。ラインアップはフォトブックやモデルカー(ミニカー)など計6アイテム、全20種類。全部で6つの図柄から選べるTシャツは、既存の無地Tにプリントを施しただけのものではなく、生地から新規開発し、カーデザイナーが工場に足を運んで色味を指定するなど、力の入った1枚に仕上がっているようだ。

  • マツダコレクション

    マツダ初の公式グッズ「マツダコレクション」が発売となる

実車を3Dスキャンしたミニカーも!

マツダコレクションは同社の創立100周年を記念し、マツダのデザイン本部が監修して企画・開発した商品。アイテムはモデルカー(価格は車種によりけり、例えば「コスモスポーツ」は9,570円)、Tシャツ(6,820円)、タオル(2,200円)、マグカップ(2,200円)、ポストカード(1,100円)、写真集(4,950円)の6つだ。

  • マツダコレクションのモデルカー

    モデルカーは最終的に計40種類のラインアップになるとのこと。制作にあたっては「マツダミュージアム」のバックヤードにあるクルマや顧客のクルマを借りて3Dスキャンを実施し、現職のデザイナーがディテールにこだわって作り込んだそうだ

  • マツダコレクションのタオル

    タオル

  • マツダコレクションのマグカップ

    マグカップ

  • マツダコレクションのポストカード

    ポストカード

  • マツダコレクションの写真集

    写真集にはマツダ社員でもなかなか見られないお宝写真や貴重なスケッチが掲載されているとのこと

マツダは昨日、100周年の特別記念車とマツダコレクションについてのオンライン説明会を開催。その中で同社デザイン本部 副本部長の中山雅さんが語ったところによると、この価格帯でTシャツを作る場合、型や生地は既存のものを使用し、プリントだけは独自のデザインとする「ライセンス生産」が多いそうだが、マツダコレクションでは生地を新規に開発し、図柄も同社のカーデザイナーが吟味したそうだ。製造にあたってはデザイナーがプリント工場を訪れ、色味のチューニングを行ったという。中山さんは「普通だとやらないところまでやった商品」と出来栄えに満足げだった。

画像を見ると、Tシャツの図柄は同社の「R360クーペ」や「コスモスポーツ」などをモチーフとしているようだ。R360クーペは1960年に発売となったマツダ初の乗用車。コスモスポーツはマツダの代名詞となる「ロータリーエンジン」を世界で初めて搭載した記念すべきクルマである。

  • マツダコレクションのTシャツ

    「R360クーペ」をモチーフとした図柄のTシャツ。2トーンカラーだったR360クーペのアイコンである赤い屋根を目立たせる配色とした。首の後ろの部分についているタグには、マツダ100周年を記念して新たに作ったロゴが入っている。外から見えない部分に記念ロゴというのはさりげなくてオシャレだ

Tシャツのラインアップには、BEAMS miniとのコラボで作った子供服も展開するとのこと。こちらの首元のタグにはコラボロゴ、袖口にはマツダの100周年記念ロゴが入るという。

  • マツダコレクションのTシャツ

    こちらはマツダのコンセプトカー「ビジョン・クーペ」(VISION COUPE)をモチーフにしているようだ

マツダコレクションは2020年6月25日から「MAZDA COLLECTION ONLINE SHOP」(マツダオフィシャルサイト内に開設予定)で販売を開始する。8月上旬からはマツダ販売店でも買える。現在は休館中のマツダミュージアムショップでもリニューアルオープン後に売り出すそうだ。