Dropboxは6月16日 (米国時間)、パスワード管理機能「Dropbox Passwords」、セキュアフォルダ「Dropbox Vault」、バックアップ機能「Computer backup」など、ユーザーのファイル管理を向上させる新機能の提供を明らかにした。また、サービスプランに家族向けプランを追加する。
Dropbox Passwordsは昨年買収したValtの機能だ。ユーザーが暗号化を意識することなく、安全にパスワードを保存・管理。複数のデバイスに同期できる。Webサイトやアプリでログインする際には、Passwordsからオートフィルによるシームレスなパスワード入力が可能。
Dropbox Vaultは、Dropbox内で重要なドキュメントやファイルを保管するためのエリア。通常のDropboxのセキュリティに加えて、6桁のPINなど追加のセキュリティで中身の機密を守る。ファイルの管理はクラウドで行われ、任意のデバイスからアクセスすることが可能。信頼できる人を登録して緊急時のアクセスを許可する機能も用意されている。
Computer backupは、書類やデスクトップといったパソコン (PC、Mac)の特定のフォルダをDropboxにバックアップし、変更を継続的に同期する。バックアップしたフォルダには、dropbox.com、デスクトップアプリ、モバイルアプリからアクセスできる。
PasswordsとVaultはプライベートベータで一部のDropbox Plusユーザーに提供しておおり、数週間中に全てのDropbox Plusユーザーに拡大する。Computer backupは、Dropbox Basic、Dropbox Plus、Professionalでベータ版を利用できる。
Dropbox Familyは、クラウドストレージ 2TBのプランを最大6人で共有できる。それぞれに個人コンテンツ用のプライベートスペースが割り当てられ、個々のアカウントのように表示される。共有スペースの作成も可能。現在プライベートベータを行っており、数週間中にDropbox Plusにロールアウトし、順次提供範囲を拡大する。