米Microsoftは6月16日(現地時間)、2020年下半期の正式版リリースを予定している「Windows 10 20H2」のプレビュービルド(19042.330)の提供を、Windows InsiderのSlowリング (Betaリング)で開始した。
Windows 10 20H2はパフォーマンスと品質の向上を中心としたアップデートになる。また、Chromiumベースの「Microsoft Edge」ブラウザが組み込まれてリリースされる初のWindows 10リリースになる。
なお、2020年下半期のWindows 10リリースから、バージョン名を番号 (例:Windows 10 May 2020は「バージョン2004」)ではなく、リリースの年・時期を示すバージョン20H2というように表記する。
また6月にWindows Insiderのプレビュー配信方法を刷新し、これまでの「Fastリング」「Slowリング」「Release Previewリング」を「Devチャネル」「Betaチャネル」「Release Previewチャネル」に移行させる。Devチャネルは開発サイクル初期のビルドを配信するチャネルになり、特定のWindows 10リリース向けのプレビュービルドはBetaチャネルおよびRelease Previewチャネルで配信する。そのためWindows 10 20H2のプレビュービルドはSlowリング (Betaリング)からの開始になった。