マネックス証券はこのほど、「MONEX個人投資家サーベイ 2020年6月調査」の結果を発表した。調査期間は2020年5月27日~6月1日、調査対象は同証券の口座保有者で、有効回答は1,194人。
注目銘柄は「アンジェス」
新型コロナウイルスの感染拡大による株価下落を受けてとった投資行動を聞くと、「特に行動しておらず様子見している」が46.0%と最も多く、次いで「株式や投資信託などのリスク資産を買い増した」が4割近い37.2%を占めた。一方、「株式や投資信託などのリスク資産を売却し現金比率を高めた」は16.8%にとどまり、今回の株価下落を投資の好機と考えた投資家が一定割合いたことがわかった。
足元の株価回復基調はいつまで続くか尋ねると、「6月中など比較的短期間になると思う」が48.2%、「7~9月まで回復は続くと思う」が32.2%と続き、比較的短期間で終わると考えている投資家が8割超を占めた。
アフターコロナ下の環境で投資先として注目しているテーマは、1位「テレワーク」(98人)、2位「5G」(84人)、3位「医療・医薬品」(54人)、4位「ワクチン開発」(43人)、5位「通信」(28人)、6位「オンライン会議」(20人)、7位「AI」(16人)、8位「バイオ」・「IT」(各14人)、10位「観光・旅行」(11人)となった。
アフターコロナ下の環境で投資先として注目している銘柄は、1位「アンジェス」(26人)、2位「富士フイルムホールディングス」(19人)、3位「ソフトバンク」(12人)、4位「アマゾン・ドットコム」(10人)、5位「武田薬品工業」・「KDDI」(各9人)、7位「トヨタ自動車」・「メドレー」・「ANAホールディングス」・「村田製作所」(各8人)と、医薬品関連銘柄が上位に入った。