高精度なオンライン機械翻訳サービス「DeepL」を開発、提供するDeepLは6月26日、有料サービス「DeepL Pro」を日本国内で提供開始した。無料サービスを拡張し、「DeepL Pro」ではデータの機密性確保、文字数制限の撤廃、支援ツールの提供、APIアクセスが用意される。

  • DeepL、日本国内で有料サービス「DeepL Pro」を提供開始

    「DeepL」

DeepLは極めて高い翻訳精度で"世界最高レベル"を謳う機械翻訳サービス。サービスは無料でも利用でき、ブラウザからWebページ上のテキストボックスに翻訳したい文章を入力することでかんたんに訳文が得られる他、Windows、macOS向けにクライアントも用意される。英語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、オランダ語、ポーランド語、ロシア語、日本語、中国語の相互翻訳に対応する。

プランは「Starter」「Advanced」「Ultimate」が用意され、Ultimate以外は30日間の無料体験期間が設定される。利用料は年払いと月払いが選択でき、円建てで決済が可能。価格は以下の通り。

一月あたりの料金 年払い 月払い
Starter 750円 1,200円
Advanced 2,500円 3,800円
Ultimate 5,000円 7,500円

既に日本国内でDeepL Proを採用したサービスもあるようで、イラストコミッションサービスの「Skeb」は「本日DeepLが日本からのAPI利用へ対応してから数時間でSkebへ導入されました。Skebが日本で初めてDeepLに対応したWebサービスかもしれません!」とTwitterに投稿している。