女優の竹内愛紗が主演するフジテレビの動画配信サービス・FODのドラマ『シックスティーン症候群』(19日スタート、毎週金曜0:00最新話配信)の完成発表会が15日、無観客で行われた。

  • (左から)武田玲奈、竹内愛紗、板垣瑞生、ゆうたろう=フジテレビ提供

このドラマは、ティーンから絶大なる支持を受ける小夏氏の同名漫画が原作。スポーツ万能で優しく、女子のファンも多い息吹(竹内)は、過去のとある事件をきっかけに、見た目も女の子らしく学校で“姫”と呼ばれている幼なじみのめいを自分が守ると決め、常にめいと行動を共にしている。そんな2人の前に浅田というチャラ男が現れて…というストーリーが繰り広げられる。

今回の完成発表会には、メインキャストの竹内、板垣瑞生、武田玲奈、ゆうたろうの4人が登壇し、三上真奈アナウンサー司会のもと、役どころから、ドラマの見どころ、撮影時の様子などを語った。

それぞれのキャラクターについて、竹内演じる東息吹はイケメン女子高生、板垣演じる浅田睦巳はチャラ男、武田演じる緒田沢めいは幼なじみに依存する女子高生、ゆうたろう演じる櫻井直は見た目が女の子みたいでかわいい男の子、と4人4様の個性的なキャラクターを演じているが、自分自身と共通する部分と、役作りした点を聞いてみると、竹内はサバっとしたところが共通点で、役作りは「街や電車の中で若い男性を見て、ポケットに手を突っ込んで歩く様子など男らしいしぐさを研究しました」と紹介。

チャラ男役の板垣は、他の3人からは「人見知りしないところがチャラ男っぽい」と言われていたが、役作りのために台本にチャラ男の要素を書き込んでいた、というエピソードを話すと、竹内が「私、間違えて板垣さんの台本を開いちゃったら文字ばっかりで、全部読んじゃいました、ごめんなさい!」と見てしまったことをこのタイミングで明かし、真面目なチャラ男の一面が明らかに。

武田は自身との共通点を「女の子とばかりつるむ」と挙げ、「めいという役は女の子らしい役でしたが、実際は?」と三上アナから聞かれると、共演者から「すごく優しい」「アフターフォローがすばらしい」など、皆のお姉さん的存在だったことを絶賛された。

ゆうたろうは共通点に自ら「顔がかわいい」と挙げ、「僕も中性的なタイプなので、そういうところは似てるのかな、似ていたいなという願望もあります」とのこと。しかし、声は低いそうで、役作りのために「声のトーンを上げて高めでしゃべるようにした」と話した。

静岡での撮影が多かったため、現地での思い出について聞かれると、竹内は「4人でしゃぶしゃぶ」、武田は「おでんお肉お魚ギョーザ」と美味しかった食べ物の記憶が残っている一方、板垣とゆうたろうの男子2人は「ひたすらサウナ」と、2人で2日に1度はサウナに行き、そこで恋バナやプライベートな話をしたと告白。

他にもそれぞれの「お気に入りのシーン」を挙げるなど、トークは盛り上がり、最後に竹内からこのドラマについて、「シンドロームになるぐらいそれぞれの悩みや葛藤が繊細にリアルに描かれていて、私自身も原作を読んだときに共感できる部分がすごくあったし、16歳のその時がないとオトナに成長できないだろうし、皆悩みとかつらいことがあると思うので、共感しながら見ていただけたらうれしいです」とメッセージを送って発表会を締めくくった。

この完成発表会の模様は、17日16時から、FODで無料配信される予定。

  • 『シックスティーン症候群』キービジュアル=同