趣味でも仕事でも、何か物作りをしている人には大なり小なり「その人の拘り」があり、それは他者には理解されないことがあります。それは偉大な芸術家と呼ばれた人でも、周囲から見ると狂気性を感じさせたというエピソードからも分かります。

これは大人だけでなく、子どもでも同じ。先日JAH NAKAHARA(@JAH_CHANNKO)さんが投稿したツイートも「狂気」を持つ内容として大きな話題となりました。

  • JAH NAKAHARA(@JAH_CHANNKO)さんが投稿した内容 ※タップで拡大

その投稿は中学生時代に行った自転車の魔改造のエピソード。

中学生の時に自転車に草刈機エンジンを搭載したママチャリで筑後川まで自走で行こうとした所を無免許ノーヘル無登録違法改造のフルコンボで捕まる
(@JAH_CHANNKO)より引用

ママチャリに、友人の家にあった草刈機エンジン、なんかの金具とホームセンターのボルト、ホース、ビニ―ルテープ、ターンバックルや針金で改造したといいます。制作費用は1,000円弱、作業期間は1~2週間だったそう。

このツイートには、「後の本田宗一郎である」「本当の原動機付き自転車()」「正にバタバタ」「中学生ラシイ! かっけ~」「青春」「リアルキテレツ大百科! 素晴らしいですね!」「草刈り機エンジンを搭載したママチャリとかパワーワードすぎる」「エンジンじゃなくてモーターなら捕まらなかったかもしれない……(違うそうじゃない)」など、その発想力と行動力に驚く声が寄せらました。

もちろん、これは違法行為。実際、JAH NAKAHARA(@JAH_CHANNKO)さんは逮捕され、「たぶん刑事は、審判で保護観察程度 行政処分は、免許取得1~2年禁止だと思います」と冷静に指摘するツイートもありました。ご本人も「若気の至りなのと頭イカれてたようですね」と当時の過ちを振り返っています。

なお、こうした何かを製作することは好きだったそうで、「ゴミ捨て場なんかからジャンク品拾って遊んだりするのが大好きだったんですよね、似たような事を小さい時からやってました」と話されてます。

今回この投稿を紹介したのは、もちろん違法行為をあおることではなく、こうした独創性や創意工夫する本人の思いは、周囲には理解できないことがあること。

そうした時、それをうまく社会と適合できるよう調整するのが大人の役目。しかって止めさせるのではなく、うまく導いてあげることで、新しい価値やサービスが誕生するのではないでしょうか。