女優の石橋静河、岸井ゆきの、俳優の井之脇海、醍醐虎汰朗が、テレビ朝日系スペシャルドラマ『スイッチ』(21日21:00~23:04)に出演する。
坂元裕二氏が脚本を務める今作は、阿部サダヲ演じる検事と松たか子演じる弁護士が、元恋人同士ながらある事件で対峙(たいじ)することになるストーリー。ここに、新進気鋭の若手実力派キャストが続々登場する。
石橋が演じるのは、キーマンの1人となる弁当店の店員・星野七美。弁護士の蔦谷円(松)が担当することになる「みなとみらい連続突き飛ばし事件」で、母・星野依子(原日出子)の命を奪われ、大きな決断をすることになる。
岸井が演じるのは、円の後輩となる若手弁護士・橋口結麻。“橋口”という名前から“はけ口さん”と呼ばれ、そのあだ名の通り、自ら進んで円のストレスを受け止める“はけ口”役を担う一風変わった役柄だ。
井之脇が演じるのは、検察事務官として直(阿部)を支える曽田知基。今どきの空気を読まないマイペースさを持ち合わせながらも、憧れの先輩・直と事件を追ううちに少しずつ成長していく。曽田が直と繰り広げるマニアックな会話にも注目。
そして、新海誠監督の長編アニメ映画『天気の子』(19年)で、主人公に大抜てきされ一気に注目を浴びた若手注目株の醍醐が演じるのは、直の青年時代だ。
石橋は「ずっと憧れていた坂元裕二さんの作品に参加することができて、うれしかったです。私が演じた星野七美という女の子の心情を考えると撮影中は気が重くなる毎日でしたが、松たか子さんや阿部サダヲさんといった大好きな先輩方とお芝居をすることができて、私にとってはご褒美のような現場でした」、岸井は「坂元裕二さんのセリフがどこをとっても面白く、スペシャルなキャストで紡がれます。どの瞬間も見逃せない、至高の会話劇になっていると思います! ぜひ家でゆっくりご覧ください」とコメント。
井之脇は「坂元裕二さんの作品は昔から大好きで、いつか参加したいと思っていたので、今回、出演が決まって本当にうれしかったです。ページをめくる手が止まりませんでした。登場人物全員が人間くさくて、どこかチャーミングで愛おしく、『僕もこの世界で生きられるんだ!』とワクワクしました」、醍醐は「月川翔監督が作り出す柔らかくて切ない色をした世界と、今まで数々の名作を手掛けてきた脚本家・坂元裕二さんが織りなす素晴らしい作品に出演でき大変光栄でした。今回、主人公の青年期として物語の中で重要なピースとなるシーンだったので、心の動きを丁寧に表現できるよう感情を込めて演じました」とそれぞれ語っている。