9人組ミクスチャーユニットSUPER★DRAGONが14日、オンラインライブ『S「withLIVE」を開催した。
SUPER★DRAGONはヘヴィロック、ラップ、海外のトレンドを貪欲に取り入れた9人グループ。メンバーによるヒューマンビートボックスなど既存の音楽の軸に囚われない様々なサウンドをミックスさせた楽曲に、鮮やかなフォーメーションダンスが注目を集めている。
この日はスタジオライブという事で、照明などの演出効果は一切なく、メンバーによるダンスと歌唱のみとなった。119日振りというライブという事もあってか、気合十分のパフォーマンスを見せ、画面越しながらライブ会場と遜色ない気迫と熱気溢れる目が離せないステージを作り上げていた。
自身のグループ名を冠した新曲「SUPER★DRAGON」を皮切りに、挑発的な激しさが溢れる「Untouchable」「WARNING」などのダンスチューンから、夏の気怠い心地良さを感じさせるような「City Noise」など全7曲を披露した。
またパフォーマンスの合間には、画面越しに視聴しているオーディエンスに対して「まだまだかかってこいよ! 伝わってるからな!」と彼ららしい挑発的な様子で声かけをしていたほか、コメントを通じたリアルタイムでの交流の時間も。物理的な距離は離れているものの、メンバーとファンが心を通わせている事が垣間見えた。
特徴的だったのは、メンバーとファンの双方向な取り組み。SNSで広く目につかせたいという事で、メンバーがその場で写真を撮り、グループのSNSにあげたものを、視聴者が即座に拡散し、コメントを返すなどしながら盛り上がっている様子を見せる。投稿後、程なくして1,000RT、コメントは1,300を超え、その盛り上がりにメンバーも驚いていた。
昨今のコロナ禍については、「今も大変な状況が続いているけど、雨の後には晴れが待っているというメッセージを伝えて、ポジティブな気持ちをシェアしていきたい」と呼びかける同グループ。状況に添うように、明るく前を見据える歌詞とメロディーが印象的な「雨ノチ晴レ」「SOUL FLAG」を披露した。
MCではライブなどの機会が失われてしまったことなどにも触れ、「ようやく(ライブをできる)この日を迎えられた事を、9人とも嬉しく思っている。これも皆さんのおかげです、ありがとうございます」と古川毅が挨拶を行う。続けて池田彪馬も「これから大きな壁にぶち当たったとしても、乗り越えられるよう、お互いに手を取り合って先を目指していきたい」とファンに対して呼びかけた。
最後には「皆さんの熱量が伝わりましたし、僕たちも久しぶりのライブで、色々と貯め込んでいたものを出せたと思っています。今後も皆さんと一緒に、夢の続きを作っていけるよう、色々なコンテンツを通して音楽を届け、最高のグループを作っていきたいと思います。信じてついてきてください」という古川の挨拶の後、メンバー1人1人の満面の笑みが映し出され、この日のライブは幕を閉じた。
なお、このライブの模様はSUPER★DRAGONの公式YouTubeチャンネルで無料で視聴可能となっている。
セットリスト
M1 SUPER★DRAGON
M2 Don't Let Me Down
M3 City Noise
M4 WARNING
M5 Untouchable
MC
M6 雨ノチ晴レ
MC
M7 SOUL FLAG