キヤノンは6月12日、新コンセプトカメラ「iNSPiC REC」の学生コラボレーションプロジェクトを立ち上げ、高校生や大学生が制作した作品や動画を同社のショールームやホームページで公開した。
iNSPiC REC(2019年12月20日発売)は、携帯性に優れた手のひらサイズのデジタルカメラ。ファインダーやディスプレーを搭載しないユニークな形状で、防水・耐衝撃性能も備える。キヤノンは、アウトドアから日常までさまざまな撮影シーンに対応した、スマートフォンにはない新しい撮影スタイルを提案するカメラ製品として訴求している。おもな想定ユーザーは高校生や大学生。
キヤノンが立ち上げたiNSPiC REC学生コラボレーションプロジェクトでは、品川女子学院(東京都品川区)の高校生、およびデザインを専攻する千葉県の大学生が約4か月をかけて、同世代の共感を得る「iNSPiC REC」の新しい楽しみ方や価値を提案・企画した。
品川女子学院では、36名の高校1年生が「iNSPiC REC」の楽しみ方を提案する展示演出とオリジナルジャケットのデザインを企画。「iNSPiC REC」とともに日々を過ごし、感じたことや生まれたアイデアを形にしていった。完成した2つのコンセプトの展示品が、キヤノンのショールーム「キヤノンプラザS」(東京都港区)にて展示される。
また、約30名のデザイン専攻学生は21チームに分かれ、「iNSPiC REC」の魅力を訴求する30秒の映像を制作した。コンペで選ばれた3チームの映像が、YouTubeのキヤノン公式アカウントを通じて公開されている。