日本国内でRTAイベントを実施するコミュニティ「RTA in Japan」は6月14日、一般社団法人「RTA in Japan」を設立したとブログ上で発表した。海外RTAイベントのようにチャリティイベントとして実施していく基本方針に変わりはないとのこと。
「RTA in Japan」は参加者を募り、ゲームソフトのRTA（Real Time Attack）に挑戦しているコミュニティ。これまでにもイベントが多数実施されており、多くの参加者がさまざまなゲームタイトルのRTAに挑戦し、その様子が配信されている。
一般社団法人「RTA in Japan」は法人化の経緯として、経済的な理由にあると説明。実施されるイベントは回を増すごとに規模が大きくなっており、準備資金は主催者で同法人の代表理事を務める「もか」氏こと、中島和希氏ひとりのポケットマネーからすべての支出が行われていたという。収益はイベントの実施によるTwitch配信経由でしか得られないため、"自転車操業"でのイベント開催が常態化しており、規模拡大に伴って個人負担が困難になってきたと同氏は説明。この他イベントの質を今後さらに向上させていくにあたって、利用したい機材のレンタルやサポートには法人向けサービスが必要だったとのこと。
利益をイベント運営のためだけに使うことを強調するため、法人格として一般社団法人を選択。同団体には従業員が存在しないために人件費がかからず、理事への役員報酬も設定しないことで非営利性を徹底していくという。
同団体では8月13日～16日に、オンラインRTAイベント「RTA in Japan Online 2020」を予定中。すでに応募は締め切られているが、応募ページでは参加者や参加タイトルを確認できる。
