歌手の安斉かれん、俳優の三浦翔平、ダンス&ボーカルグループ・EXILE/GENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐、フリーアナウンサーの田中みな実、脚本家・放送作家の鈴木おさむ氏がこのほど、テレビ朝日系ドラマ『M 愛すべき人がいて』(毎週土曜23:15~)のリモート記者会見に出席した。
13日から新作放送を再開することを記念して行われた同会見。それぞれが再開にかける意気込みや、大きな話題を呼んでいる作品への反響などを語ったほか、伊集院光、古市憲寿氏ら『M』ファンから届いた祝辞を、同局の弘中綾香アナが読み上げると、「結婚式みたい(笑)」と一同大爆笑していた。
安斉は「ドラマを見ながらインスタライブをしてくださる方がたくさんいて…すごくうれしいです! 地元の友だちもリモートしながら見てくれているんですが…みんながツッコんでくれて、ありがたいです(笑)。アユ役を演じることについては…家族みんなビックリしていました。特にお父さんが『大丈夫なの?』『できるの?』って不安がっていました」と笑顔。
SNSの反響についても「賛否両論たくさんいただきますが、毎回、Twitterのトレンドワードに入れていただいて、たくさんの人が見てくれているんだなとあらためて実感しました。Twitterも大喜利みたいになっていて…いつも面白く見させていただいております(笑)」と明かした。
安斉とともにW主演を務める三浦は「第1話から撮影してきて、物語の中でどんどん成長しているアユと同じように安斉さんも成長していると思います。それに、彼女がいると現場がとても明るくなるんですよ」と評価。
さらに、「1度撮影現場に松浦(勝人)会長がいらっしゃって、お話することができたんです」と回顧しながら、「怒られるかな…と思っていたのですが(笑)、すごく優しくて『どうぞご自由に、好きなようにやってください』と言っていただいたので、そこからは僕の“マサ度”を強くしてみました」と告白する。
そして、「どの現場もそうだと思うのですが、感染リスクを高めないことが大事ですので、キャスト・スタッフ全員で徹底して取り組んでいます。あと、撮影を中断している間にも、たくさんの反響をいただいたので、あらためて『突き進んでいっていいんだ』『もっと上げていってもいいんだ』ということは感じました」と思いを述べた。
白濱は、今後登場する田中演じる礼香とのキスシーンを振り返り、「僕、食べられているのかなと思いました(笑)。狂気的でした!」と表現。今後の展開についても「(自身が演じる)流川もマサさん(三浦)のただの部下でなく、ライバルとして動いていきます。単なる右腕じゃなくなるので、それも楽しみですね。流川がプロデュースするAXELSとアユの戦いの部分も描かれますので、ぜひ楽しみにしていてください」とPRした。
田中は、眼帯姿の礼香を演じているが、「まずは眼帯のフィッティングから始まり、『どれにしよう!? 真っ黒も違うし、白も違うし』と言って、この眼帯にたどり着きました。“通りもん”やミカンの皮という説もありますが(笑)。本当に視野が狭くなるので、最初は眼帯に慣れること自体がすごく難しかったですね」と裏側を披露。
続けて第6話に登場するという“あるシーン”を挙げ、「三浦さんは今『自分は関係ない』という顔をされていますけど、皆さんすごく笑ってましたから! 本当に伝説のシーンです」とアピールしつつ、「あのシーンで私『たぶん多くのものを失ってる…』という気持ちになりました」と苦笑する。
さらに、第4話の見どころとして、「礼香の話で言うと、眼帯の真相が明らかになります。過去にマサと何があったのかを振り返るシーンがありますし、礼香の家族も登場します。お父さん、お母さんはどんな人たちなのか、どんな人たちが礼香を生んだのかという点にも注目していただきたいです」と呼びかけた。
ドラマの脚本を担当する鈴木氏は、田中に対して、「演技も僕の想像を100倍超えてきましたね。まずビジュアルを見たときに、『あ、これは勝ったな!』って思いました。作品として勝ったなと。いろんな役者さんや女優さんがいるなかで、田中みな実さんが演じることによって、オンリーワンになったと本当に思います。礼香というキャラクターに命を吹き込んでもらったなと思っています」と感謝した。
第6話でのシーンについても、「笑うシーンじゃないのに、安斉さんの笑いが止まらなくなったと聞きました(笑)」と暴露。
今後の見どころとして、「4話以降は、アユがデビューして売れていく中で、マサとの恋や、それに対するいろんな思いが出てきます。劇中ではリアルな曲を使わせてもらっているので、アユが売れていく様子と合わせて一層ワクワクできると思います。そんな中で、2人の関係が熱くなったり冷めたりしていくところが面白いと思いますね。礼香はかなりぶっ飛んでいくんですけど、その中に悲しみもあって…。ぶっ飛んでいけばいくほど、その切なさが際立つと思います」と語った。
伊集院らの祝辞は以下の通り。
■伊集院光
普段テレビドラマをあまり見ない私が、この名作と出会ったことに、なにか運命的なものを感じます。ありあまる時間と、それを放置すると不安の渦にまかれてしまいそうな日々。かくして、昨今の私の楽しみといえば、NHKの『麒麟が来る』とこの『M 愛すべき人がいて』という2大歴史ドラマとなりました。その『麒麟が来る』の中断とともに、『M』の再開ときて、私の生きる気力はつながれました。
ありがとう、『M』。
■古市憲寿
放送再開おめでとうございます。『M』のドラマ化を聞いた瞬間、正直とても不安でした。時代を築き上げた輝かしい歌姫の物語。その映像化が本当に成功するのか、と。第1話の予告編を観たときも、暗澹(あんたん)たる気持ちになりました。「これはテレ朝さん、やらかしちゃったんじゃないの」と。しかし、杞憂(きゆう)でした。そこには現実の1990年代とはまったく別の世界線で輝く、アユとマサがいたからです。『M』の中にいるアユとマサも、この世界にいるアユとマサも、どうか幸せになって欲しいと心から願っています。
■ナイツ・塙宣之
1流の役者さんが作り出す緊張感から生み出される独特の雰囲気がこのドラマの魅力です。芸人がやると完全にお笑いになりそうな場面を役者さんがやるから画になるんですよね。待ちに待った再開、うれしいです。『M』が好き過ぎてYouTubeにパロディドラマまで作ってしまいました。待ちきれなくて、そっちは先に最終回を迎えてしまいました。本家のこの先の展開がめちゃくちゃ楽しみです。
■りんごちゃん
この度は『M 愛すべき人がいて』放送再開おめでとうございます。このドラマ、そして「アユ」が大好きな私はこの日を心待ちにしておりました。この後、どんな展開が待ちうけているのかと考えるだけでドキドキ、ワクワクがとまりません。とにかくとにかく楽しみにしております。『M』再開スターティン
■株式会社 明月堂
『M 愛すべき人がいて』、放送再開おめでとうございます。アユの地元・福岡から応援しています。また、“通りもん眼帯”のおかげで、博多通りもんの売上が上がりました。ありがとうございます。
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