俳優の千葉雄大が、日本テレビのスペシャルドラマ『ダブルブッキング』(28日13:15~14:15 ※関東ローカル)で主演することが12日、分かった。
千葉が演じるのは、二股をかけている恋人とオンラインデートをダブルブッキングしてしまった主人公・雄二。彩(佐津川愛美)とマヤ(奈緒)という2人の恋人と別々のパソコンでつながり、両者を行ったり来たりしながらごまかそうとするが、ラスト3分でまさかのどんでん返しが起こる。
コロナ禍で、さまざまな“リモートドラマ”が制作されているが、今作は、すべてのストーリーがパソコンの画面内で展開するという構成が特徴。ビデオ通話映像だけでなく、一方で別の人とメールでやりとりをしたり、SNSを見たり、ネットショッピングをしたりと表現がバラエティになり、「画変わりしない」というリモートドラマの難点を克服した。
千葉は「(自粛期間を経て)久しぶりのドラマ撮影ということもあり、周りのスタッフの方たちに笑われるぐらい、すごく緊張しています(笑)。でも、台本を読む時間もうれしかったですし、いきなりフルスロットルな作品なので、頑張って全うしたいと思っています」とコメント。
また、「オンラインというのは、皆さんも経験があると思うんですけれど、タイムラグがあったり、通常の会話だったらスルーされることも、ちょっと違った受け取り方になったりもしますよね。そういった“オンラインならでは”のハプニングが作品中にたくさん反映されていて、そこがとても面白い作品だと思いました」と語る。
佐津川は「リモート飲みが身近になったり、誰かと共有することが気軽にできるようになったからこそのストーリー展開に、最後までノンストップで読み進めてしまいました。久しぶりの現場での撮影、ありがたくうれしく、画面越しにやりたい放題思いっきりお芝居しております。コメディ要素満載ですので、呼吸感が大切になってくると思います。リモートゆえ、つかみにくい部分もあるかと思いましたが、信頼できるキャスト陣との掛け合いがなんとも楽しく、不安は初日に全て吹き飛びました」とのこと。
奈緒は「PC前でのお芝居がどんな風にこの作品に溶け込むのか、とてもワクワクしています。今現場で新しい挑戦ができる幸せを噛み締めたいです」と意欲を示した。
千葉のコメント全文は、以下のとおり。
――見どころを教えてください。
オンラインと聞くと、あまり登場人物が動かないイメージがあると思いますが、今回僕が演じる雄二は、二股をごまかそうとした結果、自分で自分の首をしめてしまい、家の中を縦横無尽に動かざるを得ない状況に追い込まれるんです。もう、アスリートかな?って感じで行ったり来たりしているので、そのあたりも楽しんでいただけたらと思います。
――共演の佐津川愛美さん、奈緒さんの印象は?
佐津川さんとは何度もご一緒していますし、同い年でもあるので、すごく頼もしく感じています。奈緒さんは、最近も同じ映画に出演しているんですが、直接ご一緒するシーンはなかったので、今回共演できてうれしいです。このドラマは登場人物が少ないんですけれど、その分すごく濃厚な関係性が描かれていて、そこも見どころだと思います。
――プライベートでのオンライン上のやり取りで印象深かった出来事はありますか?
自粛期間中はなかなか髪を切りに行くこともできない状況でしたが、そんな中「自分で髪を切るから見てほしい」という友人がいまして。みんなでその人が髪を切っているのを眺めるっていう謎の会がありました(笑)
――「ダブルブッキング」してしまった・されてしまった経験はありますか?
昔、友人とご飯を食べているときに、次の予定を入れていて「次があるから行くね」と言ったら、「俺と飲む日に次の予定を入れるとは何事だ!」と怒られてしまって…。それから1日1件と決めるようになりました(笑)
――最後に視聴者の方へのメッセージをお願いします。
今やおなじみとなったオンラインの世界ですが、その中で会話を通して徐々に明らかになっていく恋愛関係や人間性を、エンタテインメントとして面白く見ていただける作品です。ぜひ、気負わずラフに、最後まで楽しんでご覧ください!