フジテレビのドキュメンタリー番組『ザ・ノンフィクション』(毎週日曜14:00~ ※関東ローカル)では、誰にも頼れない女性たちを追った『19歳の漂流 ~妊娠…出産…家族を求めて~』を、14日に放送する。
NPO法人「BONDプロジェクト」の橘ジュンさんは、DVや望まぬ妊娠など、誰にも頼れない問題を抱える少女たちを救い続けている。年間3万件近くのSOSが寄せられる中、去年秋、1人の女性が橘さんの元を訪れた。
19歳のセナさんは、生まれた直後に乳児院に預けられた後、里親に育てられた。しかし、中学生の時、非行グループに加わったことがきっかけで事件を起こし、少年院に1年間入ることになる。
その後、水商売の世界で生きてきたセナさん。だが去年、元交際相手との間に子供を妊娠。相手からの返事も来ない中、セナさんは子供を産む決断をする。
セナさんに寄り添い、支え続けてきた橘さん。実は11年前に橘さんが活動を始めるきっかけとなったのも、セナさんと同じ状況に追い込まれた19歳の女性との出会いだった。
それが、歌舞伎町でネットカフェ暮らしをしていた、マリさん。東北地方から上京し、夜の街で生きてきた彼女もある日、妊娠が判明。誰にも相談できないまま、中絶ができる期間を過ぎ、時に橘さんとぶつかり合いながらも無事に男児を出産した。
その後も薬物事件を起こすなど、なかなか生き方を変えられず、もがくマリさん。彼女を支え続ける橘さんの葛藤と、その一方で、我が子を生んだセナさんの喜びを通して、今、誰にも頼れないまま社会を漂う女性たちの姿を、安達祐実のナレーションで追っていく。
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