女優の川栄李奈が、25日に放送されるテレビ朝日系ドラマ『BG~身辺警護人~』の第2話(毎週木曜21:00~ ※10分拡大)に出演することが12日、明らかになった。

  • 左から木村拓哉、川栄李奈 -テレビ朝日提供

川栄が演じるのは、国際コンクールへの出場も控えている“目の不自由な天才ピアニスト”守尾恵麻。事務所の社長である実姉の献身的な支えと戦略も功を奏し、日本クラシック界の寵児となったが、本人はハンディキャップを武器にした売り出し方など、姉のやり方に反感を募らせる日々。姉に反発するだけでなく、自らの死を招き寄せるような行動にまで出てしまい、危機感を覚えた姉の依頼で、島崎章(木村拓哉)が警護を担当する。

ピアノ経験がなく、「音符も読めないし、どの鍵盤が『ド』かも分からないレベルなのに、先生から『鍵盤を見ずに弾いてください』って言われて」と苦笑いする川栄だったが、膨大な時間を練習に割き、リサイタルのシーンも見事に演じきった。

さらに、目の不自由な役も初挑戦となる川栄は、映画『武士の一分』で失明した役を演じた経験のある木村からのアドバイスも明かし、「毎回、リハーサルの後に『こうした方がいいんじゃない?』と、目線の動かし方や振り向き方を、理由と一緒に教えてくださるんです。木村さんのアドバイスがすごくありがたく、心強いです!」と感謝していた。

川栄のコメントは以下の通り。

■川栄李奈
ゲスト出演が決まったときはすごくうれしいなって思う半面、役柄に関しては演じきれるかどうか、ちょっと不安もありました。なので撮影前に、ピアノの先生や、視覚障害の方にご指導していただいたんです。でも、どちらもすごく難しいです…! ピアノに関しては音符も読めないし、どの鍵盤が『ド』かも分からないレベルなのに、先生から『鍵盤を見ずに弾いてください』って言われて…(苦笑)。本当に難しかったです。なので、とにかく練習を繰り返し、鍵盤の場所を丸暗記して、撮影に臨みました。1人でのリサイタルシーンはもう撮り終わって、あとは片手だけで弾く連弾のシーンを残すのみなので、今はホッとしちゃってます(笑)。ただ今回挑戦して感じたのは、ピアノは繊細だってこと。でも、私は力強くてガサツな性格で、それが演奏にも出ちゃう! 向いてないなぁって思いました(笑)。これを機にピアノを習おう…とは、恐れ多くて考えられません!

木村拓哉さんとは初共演ですが、本当にスゴい方です! 私は目の不自由な役が初めてなので、見えていないと意識して演じていても、ついつい目が動いてしまったりして、すごく難しかったんです。でも毎回、木村さんがリハーサルの後に『こうした方がいいんじゃない?』と、目線の動かし方や振り向き方を、理由と一緒に教えてくださるんです。木村さんのアドバイスがすごくありがたく、心強いです! 撮影合間にも気さくに、他愛もない話もしながら、場の空気を和ませてくださるので、すごくうれしいです。

恵麻はハンディキャップを武器にせず勝負しようとする、自立した人。そんなこともあって、お姉ちゃんにも反発するんですよ。実を言うと、私自身にも姉がいて、今でこそ仲良しですけど、小さい頃は全然仲良くなかったんです(笑)。だから、恵麻とお姉ちゃんの温度感も理解できますし、昔の感覚を思い出しながら演じる日々です。劇中では章さんたちボディーガードのおかげで、恵麻の気持ちもスッキリとしていくんですけど、私自身も木村さんや共演経験のある斎藤工さんや菜々緒さんに優しくしていただいて、撮影を楽しんでいます。私自身も撮影が終わったら心が浄化されるんじゃないかなって思います。