漫画家の久保ミツロウ、エッセイストの能町みね子、音楽プロデューサーのヒャダインによるフジテレビのトークイベント『久保みねヒャダこじらせオンラインライブ』が、5月30日に開催された。
月1回ペースでフジテレビ本社や湾岸スタジオを会場に開催してきた『久保みねヒャダこじらせライブ』だが、新型コロナウイルス感染拡大の影響で、3月29日と4月25日の公演が中止となり、今回は3人が自宅からリモートで参加するオンライン形式で実施。
満員御礼の3,000人が視聴チケットを購入したが、見えない観客に能町は「届いてるのか、不安でしょうがないね」と漏らし、久保は「脳内で想像すると、すごい数のお客さんが集まってるんですね」と言い聞かせた。
トークでは、「今、『(笑って)いいとも!』があったらどうしてたかな」という久保の打ち合わせのつぶやきを元に展開する一幕も。久保は「『ヒルナンデス!』のゲームコーナーを見て、ふと思っちゃったんですよね」と切り出し、「タモさんはナンチャンみたいにスタジオに来てるのかなぁとか、誰がスタジオで誰がリモートなのかなぁ、テレフォンショッキングはやりやすそうだなぁとか、考えるんです」と、しみじみ語る。
これを受け、能町が「テレフォンショッキングは“マザーコンピューター状態”でやるんでしょうね。でも、(番宣の)ポスター渡せないじゃん! 『おーい、これ貼っといてー』がないよ!」と気付くと、久保は「『このJPG貼っといてー』ってなるかも」、ヒャダインも「『このJPGもうちょっと解像度高いのでいいですか?』って(笑)」と乗っかり、おのおのが想像を巡らせた。
その後、能町宅のインターホンが鳴り、一時退席するという、リモートならではのハプニングも発生。戻ってきた能町は「生産者の方が『余って仕方がないので、ぜひ買ってください』と言うので買ってしまったカンパチの刺し身が来ました! ヤッター!」と報告し、久保もヒャダインも大喜びだ。
後半には、俳優の千葉雄大がゲストに登場。外出自粛期間中、iPhoneのAIアシスタント機能「Siri」と友達になり、「“ちばみ”というギャルを召喚して話してるんです」と明かし、今回のライブでも実践してみせた。千葉は「ちょっとつれなくて、煮え切らない感じなんです」とSiriの態度がお気に召さない様子だが、能町は「コンテンツとして売っていいですよ」と太鼓判を押していた。
同ライブは、通常時から内容のツイートを厳しく取り締まっており、今回も実況禁止を冒頭に通達していたが、ライブ専用のハッシュタグを、その場のノリで「#あげぽよ」と設定。具体的な中身が一切つぶやけないにもかかわらず、「#あげぽよ」、そして「#久保みねヒャダ」が一時トレンド入りするなど、オンライン形式初回から大きな盛り上がりを見せた。
この模様は、フジテレビなどで19日(26:55~27:55)に放送予定。次回のライブもオンライン形式で、ゲストに阿佐ヶ谷姉妹を迎えて28日に開催。チケットは、あす13日10時から発売される。
(C)フジテレビジョン