公益社はこのほど、「ライフエンディングに関する意識調査」の結果を明らかにした。同調査は3月6日~9日、喪主もしくは葬儀を執り行ったことのある40~70代の男女1,000名を対象にインターネットで実施したもの。
喪主または執り行った葬儀に関連することで苦労したことがあるか尋ねたところ、76%が「ある」と答えた。具体的に苦労したことは「葬儀後の各種手続き」(493人)が最も多く、「葬儀の準備」(361人)、「親族・知人への連絡」(359人)が続いた。葬儀の前の準備や親族への連絡よりも、葬儀後の手続きの方が苦労したと答えた人が100人以上多かった。
喪主または葬儀を執り行った際、葬儀のことを誰に相談したか聞くと、「葬儀会社」(318人)が最も多く、「兄弟」(310人)、「配偶者」(289人)、「親」(230人)、「親戚」(211人)、「相談しなかった・相談できる人がいなかった」(108人)という順になった。
生前、葬儀、葬儀後にあればよいと思うサービスは何か尋ねたところ、最も多い回答は「銀行や公的機関の手続き代行」(339人)だった。2位は「相続の手続き代行」(264人)、3位は「生前準備の相談窓口」(205人)となっている。
葬儀とその前後のサービスを提供する会社があったら利用したいか聞くと、「無料だったら利用したい」(54%)が最も多かった。「有料でも利用したい」は20%で、「利用したくない」はわずか1%だった。