リコーは6月11日、高画質コンパクトデジカメ「RICOH GR III」の特別モデル「RICOH GR III Street Edition Special Limited Kit」を発表した。特別仕様の塗装を施し、本体色に合わせた専用のファインダーやストラップをセットにしたモデル。販売台数は全世界で3,500台限定で、カメラ量販店や家電店などで販売する。価格はオープンで、予想実売価格は税込み145,000円前後。発売日は7月17日。

  • 特別な外装をまとったGR IIIの限定モデル「RICOH GR III Street Edition Special Limited Kit」が登場した

通常のGR IIIとの違いは、都会のアスファルトの上で輝くストリートフォトグラファーをイメージしたという外装のカラー。カメラ本体の塗装はメタリックグレーで、リングキャップにはアクセントとして山吹色のカラーを施している。塗料を細かく散らして塗装する工程を何度も繰り返すことで、独特な風合いを出すとともに、カメラをホールドしやすくする機能性も兼ね備えた。

専用アクセサリーとして、カメラ本体と同様の塗装を施した外部ファインダーと、本革製の専用ハンドストラップが付属する。

  • 都会のアスファルトの上で輝くストリートフォトグラファーをイメージしたというカラーが特徴的だ

機能面では、シャッターボタンを一気に押し込んだ際に、あらかじめ指定した距離にピントを合わせて撮影できるフルプレススナップ撮影が、背面液晶のタッチ操作でも可能になった。この機能は、機能拡張ファームウェアで通常モデルにも追加される予定だが、いち早く搭載する。

専用の外部ファインダーや本革ストラップが付属しないカメラ単体モデル「RICOH GR III Street Edition」も2020年秋に発売を予定している。こちらの予想実売価格は未定。